日本ワイン輸出支援サービス「JAPATH」始動!
広島市に拠点を置く株式会社LASTSHIPが運営する日本ワイン専門ECモール「わいんびと」は、貿易商社を対象とした新たな輸出支援サービス「JAPATH(ジャパス)」の提供を開始しました。このサービスは、日本ワインのグローバル市場進出を加速させることを目的としています。
日本ワインを取り巻く現状と課題
近年、日本ワインは、独特のテロワールと多様なブドウ品種から生まれる個性的な味わいが世界的に注目を集めています。しかし、日本ワイン生産者の多くは小規模経営であり、海外展開に必要なノウハウやリソースが不足しているのが現状です。そのため、輸出額は伸び悩んでおり、世界市場における潜在能力を十分に発揮できていません。
貿易商社側にも課題があります。大手生産者に依存した商品構成、現地市場のニーズに合致しない商品展開、専門知識の不足、効果的なマーケティング戦略の欠如など、持続的な成長を阻む要因がいくつも存在します。
「JAPATH」:新たな輸出支援の道
「JAPATH」は、これらの課題を解決するために誕生した、小規模生産者と貿易商社を繋ぐ革新的なプラットフォームです。「JAPAN」と「PATH」を組み合わせたネーミングには、日本ワインの世界進出への道を切り拓くという強い意志が込められています。
「JAPATH」の3つのミッション
世界進出への道筋: 貿易商社が日本ワインへ容易にアクセスし、小規模生産者でもグローバル市場へ参入できる体制を構築します。
架け橋: 日本ワインを通じて、日本の風土、文化、職人技を世界に発信し、海外におけるプレゼンスを高めます。
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道標: 小ロットからの輸出を可能にすることで、持続可能な成長のための信頼できるサポート体制を提供します。
「JAPATH」のサービス概要
「JAPATH」は、以下のコアサポートとオプションサポートを提供します。
コアサポート
1.
小ロットワインの集約と輸出ロット形成: 小規模生産者から集めた小ロットワインを、現地市場のニーズに合わせて柔軟に組み合わせ、最適な輸出ロットを形成します。これにより、テストマーケティングから大規模展開まで、段階的な成長をサポートします。
2.
日本ワインに関する専門知識の提供: プロのソムリエによる監修のもと、実用的な商品情報や市場トレンド情報を提供。貿易商社の提案力強化を支援します。さらに、スタッフ向けのセミナーも開催し、日本ワインに関する知識と提案力の向上を図ります。
3.
戦略的なマーケティングサポート: 日本ワインに精通したマーケティング・ストラテジストが、現地市場の特性に合わせた戦略立案から実行までを支援します。日本ワインブランドの確立と持続的な成長を目指します。
オプションサポート
セールスシート作成、輸出拠点への物流サポート、現地プロモーション支援など、個々のニーズに合わせた柔軟なサポートを提供します。
個別生産者との直接取引との比較
「JAPATH」を活用することで、品質管理、商品多様性、ロットサイズ、業務負荷、顧客満足度、戦略立案といった面で、個別生産者との直接取引と比較して多くのメリットが得られます。
「わいんびと」について
「わいんびと」は、「日本ワインを近くする」をコンセプトに、日本各地のワイン生産者と消費者を直接繋ぐ、日本ワイン専門のモール型ECプラットフォームです。生産者直送による高品質なワインと、生産者からのリアルな情報発信が特徴です。
まとめ
「JAPATH」は、日本ワインの輸出拡大に大きく貢献する可能性を秘めたサービスです。小規模生産者と貿易商社双方の課題解決に繋がることで、日本ワインの世界進出を加速させ、日本の食文化を世界に発信していくでしょう。