森トラスト社長が語る2026年の成長戦略と未来のビジョン
新年を迎えた2026年、森トラスト株式会社の代表取締役社長である伊達美和子氏が、今年の展望について語ります。2025年は、オフィス賃貸市場や観光業界が大きな成長を遂げた一年であり、企業の成長には新たなビジョンが欠かせないとしています。
不動産市場の展望
伊達社長によると、2025年の東京ではオフィス賃貸市場が堅調に推移し、特に東京都心5区のオフィス空室率は2%台にまで低下しました。さらに、Aクラスのビルに至っては1%台という低水準に達しています。2026年もこの兆候が続くと考えられ、企業の多様化するニーズに応えるオフィスの重要性が増してくるとのことです。特に人手不足や働き方の多様化が進む中、オフィスは企業の競争力を左右する重要な要素となります。
昨年10月には、森トラストが95%超のオフィス成約率を誇る「東京ワールドゲート赤坂」の第2期が進捗し、約5600㎡の緑地も整備完了しました。この新しいビルは、都心部にありながら緑豊かな環境を提供することに成功しています。
観光業の動向
また、観光業界に目を向けると、訪日外国人観光客数が過去最高を記録する一方で、日本人の国内旅行需要も2019年を上回ることが見込まれています。しかし、2026年では中国の渡航自粛が影響を及ぼし、地域によって訪日客数に差が生じる可能性もあります。欧米や東南アジアからの訪問者が増加するものの、ここ数年の成長に比べると緩やかなものになるかもしれません。
50周年を迎えるホテル事業
2026年は森トラストにとって特別な年であり、ホテル事業が発足から50周年を迎えます。この節目に、同社は東京ワールドゲート赤坂で新たに「1 Hotel Tokyo」を開業する予定です。「1 Hotel Tokyo」は、サステナビリティとラグジュアリーの融合をテーマにした都市型ライフスタイルホテルで、先進的な宿泊体験を提供することを目指しています。
過去には日本初の法人向けホテル会員権制度を創設したことでも知られ、多岐にわたる事業展開を進めています。この新しいホテルがどのように顧客に支持されるのか、非常に楽しみです。
投資事業の取り組み
投資事業においては、国際情勢が不安定な中でも安定したポートフォリオ構築を目指しています。2025年にはニューヨークの中心地、ハドソンヤードに位置する「35 ハドソンヤード」を取得し、初の海外ホテル事業に挑むこととなりました。「エクイノックス・ホテル」というウェルネス特化型のラグジュアリーライフスタイルホテルを含むこのプロジェクトは、グローバルな視点で見ても注目に値します。
持続可能な未来に向けて
持続可能なビジネス環境を作るためには、建築費や人材不足への適切な対応が求められます。柔軟な制度をデザインしながら安定した労働時間を確保することが、今後の成功に繋がると伊達社長は語ります。
世界中が変化する中、森トラストは地域貢献と成長を両立させる企業として、挑戦を続けていく方針です。最終的に、当社全体が一丸となり、持続的な成長に向けた指針を見出したいと考えています。
今年も、森トラスト株式会社の活動にご注目いただければと思います。取り組みにも、ぜひご期待ください。