大雨災害からの復旧支援、国土交通省が迅速化を決定
国土交通省は、令和7年8月6日からの大雨によって被害を受けた道路や河川などの公共土木施設に関して、災害査定の迅速化を図る措置を発表しました。これにより、地方自治体が早急に復旧作業に取り組むことが可能になります。特に、災害査定の期間を大幅に縮小する「大規模災害時の災害査定の効率化(簡素化)」制度が適用され、追加された対象区域が通知されました。
この新たな対応は、令和7年11月11日にも適用され、全国の被災地域における災害復旧活動が高まることを期待しています。例えば、追加された対象区域には北海道や秋田県、静岡県、愛知県が含まれ、これらの地域で発生した災害に対して、スムーズな支援が行われることになります。
また、以前の通知(令和7年9月10日)での対象区域には、新潟県、富山県、石川県、山口県、福岡県、熊本県、鹿児島県のほか、福岡市や熊本市も含まれています。これにより、被災した自治体がより迅速に災害査定を受け、復旧に向けた活動を開始できるようになります。
特筆すべきは、査定に際し、書面による査定の上限額が引き上げられた点です。通常の1,000万円未満という基準から、北海道では4,000万円、静岡県では5,000万円、秋田県では5,200万円、愛知県でも5,000万円に引き上げられました。この改正により、査定過程での人員や時間の大幅な短縮が実現し、復旧の早期実施に繋がります。
さらに、現地で決定可能な災害復旧事業費の上限額も引き上げられ、通常の4億円未満から7億円未満への増額が認められました。これにより、現地の判断で早期に復旧プロジェクトを開始できるようになります。
具体的に対象となる施設については、河川、海岸(港湾関連を除く)、砂防や地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設、道路、橋梁、水道、下水道が含まれます。このような広範囲にわたる施策は、全国各地で同様の災害が発生した場合に、国土交通省がいかに速やかに支援できるかを示すものです。今後、被災地域の復興活動が進む中で、国土交通省の協力が大きな役割を果たすでしょう。
このように、国土交通省の新たな措置により、被災自治体の災害査定が迅速化され、復旧のプロセスが大幅に簡略化されます。これによって、地域社会がさらに早く元の生活を取り戻すことが期待されます。特に、自然災害の多い日本において、迅速な対応は特に重要であるため、各地方自治体はこの機会に最大限の復旧活動を展開する必要があります。