神戸市が大阪ガスと連携、地域の脱炭素化に向けた新協定締結

神戸市と大阪ガスが手を組む脱炭素の取り組み

2024年12月20日、神戸市と大阪ガス株式会社は地域脱炭素推進に関する連携協定を締結しました。この協定は、震災から30年を迎える神戸が「医療産業都市」を脱炭素化し、いのちを守るまちに進化させるという目標を持ち、環境省が募集した「第5回脱炭素先行地域」に共同提案した案に基づいています。

脱炭素で持続可能な未来を目指す

脱炭素先行地域は、2030年までに家庭や業務に伴うCO2排出を実質ゼロにし、地域の特性に応じた温室効果ガスの削減を図る地域として定義されています。神戸市と大阪ガスは、この目標を達成するために、相互協力を強化していくことを誓約しました。この連携により、地域のエネルギー地産地消を推進し、持続可能な社会の構築に貢献することが期待されています。

連携協定の具体的な内容

本協定には主に次のような協力事項が含まれています:
1. 再生可能エネルギーおよび省エネルギー設備の導入：脱炭素先行地域の実現に向けて、両者が協力して再エネや省エネ設備の導入を支援します。
2. 地域貢献のための事業：関連事業による収益を地域振興に活用する取り組みも行い、地域社会への貢献を目指します。
3. 検討および必要事項：脱炭素に必要な取り組みの検討を行い、協定の目的を実現するために必要な活動を進めます。

この協定の有効期限は、2024年12月20日から2026年3月31日までですが、最長で2031年3月31日まで延長可能となっています。

地方創生と環境負荷の軽減

Daigasグループとしても、近畿地方の活性化や地方創生に向けた施策を進め、環境に優しい社会実現に向けての取り組みを両輪で行っていく方針です。これにより、暮らしの質を向上させつつ、ビジネスとしてもさらなる進化を遂げることが期待されます。

神戸市と大阪ガスの連携は、地域に根ざした持続可能な未来を築くための重要な一歩と言えるでしょう。その取り組みが地域全体に広がることを期待したいです。

[神戸市の脱炭素先行地域の取組]

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