JRRCのクリッピング代行
2024-02-16 15:00:02

新聞クリッピング契約代行サービス開始!JRRCが業務拡大

新聞クリッピング契約代行サービス開始!JRRCの業務拡大



公益社団法人日本複製権センター(JRRC)が、新聞社のクリッピング契約代行サービスを新たに開始しました。第一弾として、株式会社岩手日報社との契約締結を発表、2024年2月以降、岩手日報のクリッピング契約に関する業務全般を代行します。

JRRCによるクリッピング契約代行とは?

このサービスは、企業や団体が新聞記事を社内利用する際に必要なクリッピング契約の手続きを、JRRCが代行するというものです。これまで煩雑だった見積もり依頼、契約手続き、料金支払いといった業務を一括してJRRCが担うことで、利用者は大幅な時間と労力の削減を実現できます。

岩手日報社との連携

JRRCは、岩手日報社と契約を締結し、岩手日報のクリッピング契約に関する業務を全面的にサポートします。見積もりの作成から契約手続き、料金の収受まで、スムーズなサービス提供を目指しています。

Web契約システムの導入

利用者の利便性向上のため、専用のWeb契約システムを導入しました。オンライン上で簡単に手続きを進めることができ、契約に関するあらゆる情報をWeb上で確認できます。このシステムにより、従来の手続きに比べて、時間短縮と効率化が期待できます。

今後の展望

現時点では岩手日報社のみですが、既に複数の新聞社から関心を寄せられており、JRRCは順次、契約代行サービスの対象を拡大していく計画です。新聞社にとって、クリッピング契約業務をアウトソーシングすることで、本来業務に集中できる環境が整います。

クリッピング契約とは?

新聞記事を社内で複製利用する場合、著作権法に基づき、新聞社との契約が必要です。JRRCは、一般社団法人新聞著作権協議会と確認した定義に基づき、月5記事以上の利用をクリッピング契約の対象としています。

具体的には、同一組織または同一部署内で、週1回程度(年間50記事程度)新聞記事を複製して利用する場合が該当します。「組織」の範囲は、組織規模によって異なり、小規模組織では組織全体を、「課」単位といった部門単位となる場合もあります。

JRRCについて

JRRCは、著作権者の権利行使を代行し、企業・団体への利用許諾を行う著作権集中管理機関です。1991年の設立以来、著作権保護と利用の円滑化に貢献しており、官公庁や上場企業を中心に約5800者と契約を締結しています。2023年度の使用料総額は約7.5億円に達し、その収益は著作権者に分配されています。

無料セミナー・講座のご案内

JRRCは、著作権に関する理解を深めるため、無料オンラインセミナーや著作権講座(初級・中級)を開催しています。公正な利用や適切な流通を促進し、著作権思想の普及を目指しています。セミナーは地方の新聞社と連携して開催され、企業の参加も可能です。講座は自己啓発や企業研修などにも活用できます。

まとめ

JRRCによる新聞クリッピング契約代行サービスは、企業や団体にとって、著作権に関する手続きを簡素化し、業務効率化に大きく貢献する画期的なサービスです。今後、対象新聞社の拡大により、更なる利用者の利便性向上と著作権保護への貢献が期待されます。

会社情報

会社名
公益社団法人日本複製権センター
住所
港区愛宕1-3-4愛宕東洋ビル7F
電話番号

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