土井木工が目指すサステナブルな家具づくり
広島県府中市を拠点とする土井木工株式会社は、家具製造において持続可能なアプローチを推進しています。2026年2月に開催される『WOODコレクション2026』において、同社が注目を集める新たな仕組み『TRACEABLE TREE』を展示することが発表されました。このプロジェクトは、伐採された木材の原産地を明確にし、「トレーサビリティ」を確保することで、地域資源を大切にし、持続可能な社会を実現していくことを目指しています。
TRACEABLE TREEの仕組み
『TRACEABLE TREE』は、各家具に刻印されたコードを専用ウェブサイトに入力することで、その家具に使用されている木材の原産地が特定できる仕組みです。土井木工は地域の木を使用したすべての家具にコードを刻印し、可能な限り原産地を特定できるよう取り組んでいます。これにより、国内外で課題となっている産地偽装や違法伐採の防止に繋がることが期待されています。
展示される木材の原産地と製品群
今回の展示では、東広島市「ANAForest」で伐採されたアベマキや、庄原市内で収穫された里山広葉樹を用いて製作されたテーブルやチェア、ラックが展示されます。これらは里山広葉樹再整備事業の一環として伐採されたものであり、AIドローンを活用した資源量の確認も行われています。このような先進的な技術と地域資源の活用が、土井木工の家具に新たな価値を与えています。
リジェネラティブな里山づくり
土井木工は、自治体や森林組合、山林所有企業と連携し、持続可能な資源の活用と再生に向けた「リジェネラティブな里山づくり」に取り組んでいます。このプロジェクトは、地域の木材を大切にするだけでなく、地域全体の環境保護にも貢献することを目指しています。
土井木工の企業理念
土井木工は1949年に創業以来、「人と素材にやさしい家具づくり」を理念に掲げています。2018年からは地域の木を使用した商品開発に力を入れ、広島県を中心に兵庫県、大阪府、京都府の伐採された里山材や街路樹を扱い、製材から乾燥、加工までを一貫して行っています。強固なネットワークを構築し、地域資源を最大限に活用する姿勢が、今後の持続可能な社会づくりに貢献することが期待されています。
展示会の詳細
『WOODコレクション2026』は東京ビッグサイトにて開催され、
- - 日程: 2026年2月12日(木) 10:00-17:30
- - 日程: 2026年2月13日(金) 10:00-16:30
です。ぜひ足を運び、土井木工の取り組みや作品を直接体験してみてはいかがでしょうか。次世代に向けての新たな木材の使い方や、サステナビリティの概念を体感する良い機会です。
自分の消費行動がどのように地域や環境に影響を及ぼすのかを考え、土井木工のような取り組みが広がることを期待したいものです。