お寿司とSDGs
2025-11-12 11:29:12

小矢部市立小学校での「お寿司で学ぶSDGs」出張授業の取り組み

「お寿司で学ぶSDGs」出張授業が小矢部市で開催



2023年11月7日、富山県小矢部市にある石動小学校で、「お寿司で学ぶSDGs」と題した出張授業が行われました。この授業は、回転寿司チェーンの「くら寿司」と一般社団法人とやまミライラボが共同で実施したもので、海洋環境や食品ロス、低利用魚の活用といった重要なテーマを子どもたちに学ばせることを目的としています。この取り組みは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環としても位置づけられており、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐための啓発活動の一部です。

授業の概要


授業は、「未来のお寿司が食べられなくなる可能性」という警鐘を鳴らすところから始まりました。映像や魚の模型を使って、日本の漁業が抱える「担い手不足」や「資源の減少」といった問題について説明されました。子どもたちは、自身が大好きなお寿司が将来食べられなくなるかもしれないという現実に真剣に向き合い、興味を持って聞いていました。また、64人の小学4年生が参加し、協力団体のくら寿司は、子どもたちに身近な存在である回転寿司を題材にした授業を通じて、SDGsについての理解を深めてもらいたいと考えています。

お寿司屋さん体験ゲーム


授業の中では、くら寿司が開発したオリジナル教材に基づいた「お寿司屋さん体験ゲーム」を実施。子どもたちは、作る人と食べる人に分かれて、食品ロスがどのように発生するのか、そしてそれをどう減らすことができるのかを楽しみながら学びました。このゲームを通じて、子どもたちは実際の体験を通じて、食品ロスが社会的に大きな問題であることを実感し、その解決策について考えるきっかけを得ることができました。

課題解決のアイディア


ゲーム終了後、子どもたちは各チームで「どうすれば未来でもおいしいお寿司が食べられるか」について議論し、くら寿司の実例を参考にしながら解決案を発表しました。中には「低利用魚を魚のエサにする」「食品ロスを抑えるためにどう食べればよいかを考える」といった具体的なアイディアが出され、子どもたちが自分たちの未来を真剣に考える姿が印象的でした。このような活動を通じて、持続可能な漁業や海洋資源の大切さについての意識を高めることができたようです。

子どもたちの反応


参加した子どもたちからは、「今まで知らなかった食品ロスの問題について、クイズやゲームで楽しく学べた。少しでも食品ロスを減らすために努力したい」という声や、「低利用魚が多く出ていることを知り、びっくりした。もっと多くの人にこの問題について知ってもらいたい」といった意見が寄せられました。これで、教育プログラムが次世代の意識形成につながる重要な役割を果たしていることが伺えます。

組織について


一般社団法人とやまミライラボは、富山県の豊かな海を未来に残すため、海と人をつなげる活動や子どもに向けた海洋教育を推進しています。彼らの取り組みは、今後も続き、多くの子どもたちが海や食に関心を持つきっかけとなるでしょう。

詳しくは、とやまミライラボの公式サイトをご覧ください。


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