ミマキの環境賞受賞
2025-03-26 15:27:22

ミマキエンジニアリング、サステナブル賞受賞で環境保護への取り組みをアピール

ミマキエンジニアリングの快挙



株式会社ミマキエンジニアリングは、2024年度の繊研合繊賞においてサステイナブル部門賞を受賞しました。この栄誉は、ポリエステルの脱色およびアップサイクル技術である「ネオクロマト加工」の開発と実用化の成果に対して与えられたものです。この表彰は、同賞が設立された第55回となる特別な節目でもあります。

ネオクロマト加工とは?



ネオクロマト加工は、ポリエステル素材の特性を最大限に活かし、色を取り除く技術です。具体的には、分散染料で染められたポリエステル生地に特殊な薬剤を塗布し、熱を加えることで脱色を実現します。この技術により、一度使用された生地を再び利用する機会が生まれ、使い捨て文化に一石を投じることが可能になります。

脱色後は再び色を加えることができるため、ミマキエンジニアリングではこの一連のプロセスを「ネオクロマトプロセス」と名付けており、特にのぼり旗や衣料品の再利用に適しています。

環境意識の高い事業者との連携



今回の受賞は、日華化学株式会社およびエレファンテック株式会社との共同開発によるものであり、環境に配慮したビジネスモデルの確立に向けた強力なアプローチが評価されました。さらに、2024年11月には株式会社ロフトの店舗装飾用タペストリーを循環利用するプロジェクトへの導入も進めており、2025年度中には正式な製品発表を目指しています。

繊研合繊賞の意義



繊研合繊賞は、化学繊維業界における優れた素材や技術、マーケティング活動を称えるもので、業界の発展を促進する重要な役割を担っています。その中で、ミマキエンジニアリングの受賞は、次世代の繊維製品に求められる持続可能性の高まりを象徴するものです。環境への配慮がビジネス戦略において欠かせない要素となりつつある現代において、この受賞はさらに大きな意味を持ちます。

環境負荷削減のための取り組み



グローバルにテキスタイル素材の生産が進む中、毎年膨大な量の廃棄物が発生しています。ミマキエンジニアリングのネオクロマト加工は、廃棄物の削減にも寄与します。使用が終わった生地を脱色し、再び活用することで、環境に対する負荷を大幅に軽減することが期待されています。この結果、環境保護だけでなく、経済的にも持続可能な産業の実現に近づいています。

まとめ



総じて、ミマキエンジニアリングは技術革新と環境問題の解決に向けた力強い一歩を踏み出しました。サステイナブルな未来を見据えた技術開発が、産業の新しいスタンダードとなることを期待しています。今後の取り組みから目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社ミマキエンジニアリング
住所
長野県東御市滋野乙2182-3本社・牧家工場3階
電話番号
0268-64-2281

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