愛知県小牧市に誕生した飛行機サウナ
2025年6月21日、愛知県小牧市に位置する「天然温泉こまき楽の湯」にて、特別な“飛行機サウナ”がオープンしました。このサウナは、単なるリラクゼーションの場ではなく、地域の特性を反映させたユニークな体験を提供することを目的としています。小牧市は、県営名古屋空港が近くにあり、飛行機が日常的に空を飛び交う土地柄。そのため、「飛行機が見える露天風呂」だけでなく、飛行機をテーマにしたサウナがあっても良いのでは、という発想からこのプロジェクトが始まりました。
地元クリエイターの協力
このサウナは、地域密着型のエアライン「フジドリームエアラインズ(FDA)」とのコラボレーションのもと、地元のクリエイターと共に実現しました。その結果、航空機の内部を模した3段階のサウナが完成。サウナ室は、曲線を描く天井や丸窓、シート型のベンチなど、航空機のディテールにこだわりぬいており、まるで空の旅をしているかのような感覚を味わえます。
サウナの体験
サウナストーブには、メトス社製の「IKIヒーター」を使用し、360度から強い熱と優しい蒸気を供給します。さらに、30分ごとに発生する熱波演出が、まるでフライトを体験しているかのような“ととのいのフライト”を演出。窓の照明も朝・昼・夕方と変化し、サウナ内の空気を一層特別なものにしています。
クラウドファンディングの成果
この飛行機サウナは、地域住民との共同プロジェクトとしてクラウドファンディングを通じて資金を集めました。支援者から寄せられた温かい応援が、300万円を超える目標金額に到達。その支援によって、搭乗券風の入浴チケットやFDAとのコラボ商品など、楽しみながらサウナ体験を深められる特典も多数用意されています。
空港ラウンジの雰囲気
入浴施設を訪れると、エントランスはまるで空港のラウンジのような雰囲気を醸し出しています。退役した航空機のシートや壁面パネルが展示され、訪れる人々を飛行機旅行の楽しさへと導きます。館内の様々な装飾もすべて航空をテーマにしていて、まるで非日常の体験へといざなわれることでしょう。
滞在中の美味しい食事
また、施設内の食事処では、航空自衛隊小牧基地が監修した特製のからあげメニュー「空自空上げ」が人気です。この空上げは、地元の食材を使用しながら名古屋名物の手羽先風の味付けが施されています。グルテンフリーの米粉を使用した特製レシピで、その美味しさは地元の方々にも好評です。
飛行機サウナがもたらす新しい出会い
この飛行機サウナは、地域と空をつなぐ新しい銭湯の形として注目されています。小牧市の空と共に、あたたかい未来を創り続けるこまき楽の湯をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。皆さまも空の旅気分を味わいながらのリラックスタイムをお楽しみください。