デビュー10周年を迎える寺地はるな
作品発表から10年の月日が経った寺地はるなが、記念すべき30作目の小説『世界はきみが思うより』を11月13日に発売します。この新作は、彼女のデビューからの道のりを振り返ると同時に、今の時代に必要なメッセージを届ける作品となっています。
寺地はるなのプロフィール
寺地はるなは、2014年に『ビオレタ』でデビューし、以来多くの文学賞にノミネートされています。2021年には『水を縫う』で河合隼雄物語賞を受賞し、昨年には『ほたるいしマジカルランド』で大阪ほんま本大賞を獲得するなど、その実力は折り紙付きです。
新作『世界はきみが思うより』の内容
新作『世界はきみが思うより』では、「愛のかたち」というテーマを織り交ぜながら、登場人物たちが自身の悩みを乗り越え、一歩を踏み出す姿を描いています。物語には、他人の作った料理を受け付けない高校生冬真と、「美しいもの」にこだわるあまり心を病んでしまった少女紗里が登場します。
彼らがどのようにして互いに助け合いながら、信頼を取り戻していくのかという感動のストーリーが展開されることは間違いありません。冬真が時枝くんと出会うきっかけや、紗里が自己嫌悪を克服し成長していく様子が、本作品の魅力になっています。
書店員からの反響
早くも書店員の間では、熱いレビューが寄せられています。
「何度も読み返したい」「私を救ってくれる」といった感想が続出しており、多くの人々の心に響く作品であることが伺えます。糸井重里さんや紀伊國屋書店久留米店の池尻さんを始め、書店員たちからも期待の声が寄せられているのです。
執筆にまつわる秘話
寺地自身は、小説執筆を「子どもに似ている」と語っています。つまり、自分の考えに沿って進むことができないことも多く、時には思いがけない方向に展開することもあるとのこと。その結果、意図しなかった愛の物語へと成長する様子が、彼女の作品の一つの特徴となっています。実際、『世界はきみが思うより』も初めは「お弁当のお話」であったにも関わらず、異なる形で着地したと言います。
発売を心待ちにするファンたち
寺地はるなの小説は、多くの人々に感動を与え、癒しを提供してきました。デビュー10周年を迎えた今回の新作も、多くのファンの心を掴むことは間違いありません。
書籍詳細
- - タイトル: 世界はきみが思うより
- - 著者: 寺地はるな
- - 定価: 1,760円(税込)
- - 発売日: 2025年11月13日
- - ページ数: 224ページ
- - ISBN: 978-4-569-86015-2
まとめ
『世界はきみが思うより』は、寺地はるなにとって特別な意味を持ちつつ、これまでの作品と同様に、多くの人々に愛されることは間違いありません。この新作を通じて、皆さんもぜひ彼女の描く「愛のかたち」に触れてみてください。