次世代の農業を切り開く「MUGEN FARM」
株式会社KIBOUが2023年8月31日、野菜の日に合わせて大阪府箕面市に水耕栽培技術を基盤とした「MUGEN FARM」を開設しました。同ファームは、AIや環境制御技術を駆使した研究開発施設であり、未来の農業を見据えた持続可能な栽培方法の確立を目指しています。
KIBOUの理念は、単なる野菜の生産にとどまらず、気候変動による影響に対抗し、持続可能な農業を通じて失われつつある種や日本の食文化を未来に繋げること。MUGEN FARMは多様な命や食文化を後世に残すための「方舟」として位置づけられます。一般の人々を迎え入れ、食と農業についての問いを発信する開かれた研究所を目指す姿勢も含まれています。
近年の気候変動は私たちの食卓に深刻な影響を及ぼしています。農林水産省の調査によれば、高温によりトマトの生育不良や出荷量の減少が報告されています。このような中、KIBOUは気候変動に対応した選択肢を生み出すための拠点として、MUGEN FARMを設立しました。今後は水耕栽培では難しいとされる作物や品種の研究を通じて、100年後の食卓にも残る食文化を提供します。
伝統と未来が交錯する空間
MUGEN FARMの設計には、日本の伝統的な要素が取り込まれており、障子の光や手水の気配を現代的な感性で再構築しています。ここでは、新しい農業の美意識と未来の可能性を同時に提案します。現時点で、MUGEN FARMでは17品目の野菜を栽培し、一般向けのイベントやワークショップも開催しています。
施設内には「研究開発エリア」があり、水耕栽培で育てるのが難しいとされる食材の探究が行われています。さらに「ワークショップエリア」では、一般の方々が参加できるイベントも多数用意しています。今後、収穫体験や食育プログラム、体験ツアーなどを通じて、農業の重要性や楽しさを広めていきます。
KIBOUの目指す未来
株式会社KIBOUは、Sanyoホールディングスの一部として生まれ、事業基盤を基に新たな価値を創造していく企業です。その中で、農業という新しい挑戦に取り組むことが使命です。
生産管理部部長の石田公希は、「この美しい日本の食文化をテクノロジーの力で未来へつなげることが私たちの使命」と述べ、その理念に基づいた活動を続けています。MUGEN FARMで得た知見を社会に還元し、持続可能な食の循環を築くための努力を惜しまない姿勢を示しています。
MUGEN FARMの公式ウェブサイトやInstagramページも用意されており、参加者は最新情報を通じて直接コミュニケーションをとることが可能です。
公式サイトはこちらや
公式Instagramはこちらからも確認できます。これからの農業と食文化の未来を共に考え、体験を深めるそんな機会が広がっています。地域との連携を強めながら、開かれた農業を推進するMUGEN FARM。その未来が楽しみです。