2階建て3D住宅完成
2025-11-20 13:35:44

日本初の二階建て3Dプリント住宅が完成!建設業界に革命をもたらす新技術とは

日本初の二階建て3Dプリント住宅が完成



2025年11月7日、株式会社築(KIZUKI)と株式会社ONOCOMが、宮城県栗原市にて日本初となる二階建ての3Dプリント住宅の建設を無事に完了させた。このプロジェクトは、国内外から20社以上の協賛・協力企業が集まり、まさに技術の結集とも言える成果を生み出した。目を見張るのはこの新しい技術を駆使した住宅が、建築確認や完了検査を経て販売に至ったことだ。

建設業界の現状と課題



日本の建設業界は、高齢化が進む熟練した職人の減少と、深刻な人手不足という二重の課題に直面している。近年注目される3DCP(3Dコンクリートプリンティング)技術は、工期の短縮やコストの削減が期待できる新たな手法として注目されているものの、これまでのところ建築基準に基づく施工は主に「平屋」に限られていた。

このプロジェクトでは、地元の職人と多くの企業が協力し、新旧の技術を組み合わせた結果、従来は実現不可能だった多層階構造の住宅が完成した。これにより、建設業界の新しい選択肢が増し、急速に進化する技術に対する需要が高まることが期待されている。

多層階構造の突破



今回の住宅は、これまでの日本の3Dプリント建築が主に平屋や小型の構造物に限られていたのに対し、2階建てという新しい挑戦を実現した。従来の3DCP方式では難しかった構造的な強度や設計の自由度、安全性といった課題を新しいアプローチで解決した事例として注目されている。

このプロジェクトでは、基礎から2階建て構造体までを一台の3Dプリンターで一貫して印刷する新技術を導入。それにより、複数の業者が分業で行っていた旧来の建築スタイルを一新し、効率的な施工が実現したのだ。

技術の融合と新しいデザイン



建物の内装には、樹脂系の3Dプリンターを使用したキッチン(Spacewasp社)とインテリア(積彩社)を採用し、テクノロジーとデザインの融合が見事に実現している。また、使用した材料はタイの大手建材メーカーSCGが開発した3Dプリント専用モルタルで、これも日本の気候に適応した特別な調整を施されている。

このプロジェクトによって、「多機能壁」と名づけられた一体成形の壁が生まれ、従来の分業と比較して工程を大幅に削減した。施工ミスやバラつきも抑えられ、より自由に設備配管を配置することが可能になった。

明るい将来展望



日本では多くの住宅が2階建てであるため、今後この技術が量産に向かえば、コストが削減され、消費者にとっても大きなメリットとなる見込みだ。これは一度モデルを作り込みさえすれば、同質な構造を効率よく複製できるため、従来の熟練職人による設計の手間も軽減できるが、持続可能な建設業界に求められる新しい解決策を提供する可能性を秘めている。

企業のビジョンと未来の3DCP



株式会社築は、「競争から共創へ」という理念のもと、今回の住宅建設で得た知見を基に、3Dプリンティング技術を土木構造物や防災・防衛インフラ、さらには災害復興分野へと応用する計画だ。また、施工教育プログラムやデジタル施工管理システムを開発し、持続可能なモデルを確立することを目指している。

一方でONOCOMは、フィリピンでの住宅不足問題に注目し、年内に同国で技術を展開する方針を示している。技術の確立を目指し、様々なプロジェクトに取り組むことで、建設業界全体の未来を大きく変えようとしている。

まとめ



この二階建て3Dプリント住宅の完成は、日本の建設業界における新たな可能性を示すものです。技術とデザインの融合がもたらすこの先端技術は、日本から世界へと発信される次世代の建設スタイルを象徴しています。未来の住宅建設に期待が高まる中、このプロジェクトが業界全体に与える影響には注目が必要です。


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会社情報

会社名
株式会社 築
住所
宮城県栗原市築館上高森53−1
電話番号
0228-28-1846

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