画期的な実績を持つジャパンホームシールド
東京都墨田区に本社を構え、建設業界における地盤調査・建物検査サービスを提供するジャパンホームシールド株式会社が、地盤調査実績で250万棟、建物検査実績で40万戸に達したことを発表しました。この重要な節目は、同社がいかに住宅の安全性と品質向上に寄与しているかを示すものです。
地盤調査の成り立ちと実績
ジャパンホームシールドが1993年に地盤調査を開始した背景には、当時の日本において地盤に対する認識が薄かったことが挙げられます。特に1995年の阪神淡路大震災以降、住宅の安全性に対する国民の関心は急増し、同社はそれに応える形で地盤調査と解析に注力してきました。独自に開発したSDS試験により、土質の判別精度が向上し、液状化のリスク評価など新たなサービスにも発展させています。
2025年8月末時点で、同社の地盤調査実績は250万棟に達しました。この数字は、同社が継続的な技術力の向上と安全な暮らしの実現に努めてきた結果です。今後も社会的なニーズに応え続け、地盤調査への取り組みを強化する意向を示しています。
建物検査の発展と成果
建物検査は2003年に新築住宅の品質検査を開始し、その後中古住宅の検査や定期点検代行など幅広いサービスを展開しています。近年では、住宅のストック維持管理のニーズが高まる中、累計の検査実績は40万戸を突破しました。この成果は、依頼増加にともなう受注の増加に支えられています。
同社は中立的な検査機関として、施工品質の確保や住まいの安全性を高める役割を担っており、長期的な視野で住宅のライフサイクルに対応した新たなサービスの開発にも取り組んでいます。これにより、住宅購入者に対しては安心感を、事業者に対しては顧客満足度の向上を提供します。
社長の言葉と未来への展望
代表取締役社長の勅使河原隆巳氏は、「地盤調査を開始してからの27年間で、多くの住宅建築に携わることができ、累計の地盤調査実績が250万棟に達したことは大変喜ばしい」とコメントしています。また、新たなデジタル技術の導入や、設備保証、建物長期保証などのサービス強化についても触れ、変化する顧客ニーズへの対応を強調しています。
これからの地盤と建物の未来
ジャパンホームシールドは、今後も「地盤と建物の技術を拓き、確かな品質で、より良いくらしの未来を創造する」というミッションを掲げ、さらなる技術革新とサービス展開を目指します。安全で安心な住まいを提供するために、一層の努力を続けていくことを誓う同社の今後に期待が高まります。