戦後80年を迎える「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」
毎年8月に行われている「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」が、今年で14回目を迎えます。8月2日から4日までの3日間、池袋の新文芸坐で開催される予定です。特に今年は戦後80周年という記念すべき年であることから、「戦後80年の重み」をテーマとして掲げています。
本映画祭では、戦争や原爆をテーマにした映画を上映し、上映後には関連するゲストを招いたトークショーも実施されます。今年は特に観客にぜひ見てほしいと考えられる作品が選ばれています。
上映作品とトークショーの詳細
8月2日(土)
上映時間: 11:40~13:20
トークショー: 13:30~14:20
登壇ゲスト: 秋吉久美子さん、立花珠樹さん(聞き手)
映画は、戦争がもたらした過去と現在をつなぐ若者の物語です。特に秋吉久美子さんの初主演作であり、その貴重な上映機会として注目されています。
8月3日(日)
上映時間: 10:30~12:10
トークショー: 12:20~13:10
登壇ゲスト: 高橋惠子さん、八神徳幸さん
戦争末期、花を愛する女性が「花栽培禁止令」に反抗する姿が描かれ、戦争による日常の壊滅を伝える感動的な作品。
8月4日(月)
- - 作品名: 「ラストメッセージ“不死身の特攻兵”佐々木友次伍長」
上映時間: 10:30~12:10
トークショー: 12:20~13:10
登壇ゲスト: 星野知子さん、上松道夫監督
このドキュメンタリーでは戦争の中での一人ひとりの生の意味を考えさせられます。特攻兵が生還したことの重みを描いた作品で、特に遺族の思いを伝える貴重な内容です。
映画祭の歴史と意義
この映画祭は、代表の御手洗志帆さんが23歳のときに構想し、24歳で初開催されたもので、今年で14年目を迎えます。その根底には、平和の大切さを次世代に伝え続けるという思いがあります。2020年からは映画祭の名称も「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」に変更され、より広い視野で戦争をテーマにした映画作品の上映が行われています。これまでに多くの著名人をゲストに招き、平和についてのメッセージを発信してきました。
この映画祭は、単なる記憶の保存ではなく、現代に生きる人々に過去の重みを感じさせ、平和の尊さを再認識させる重要な場であると言えるでしょう。今年の映画祭が、多くの人に心に残るメッセージを届けることを期待しています。ぜひ、足を運んでみてください。