SPJホールディングスの全株式が第一ヒューテックへ譲渡されました

SPJホールディングスの株式譲渡について

2025年12月18日、マラトンキャピタルパートナーズが運営する投資ファンドが保有していたSPJホールディングスの全株式が、株式会社第一ヒューテックに譲渡されることとなった。この株式譲渡は、両社間の連携の強化に向けた重要なステップと位置付けられている。

SPJホールディングスとは

SPJホールディングスは、完全子会社としてSPJ株式会社を抱え、神奈川県川崎市と茨城県つくば市に本社を置く。SPJ株式会社は、主に大規模修繕工事の施行を手がけており、高い施工管理能力が特長である。一方、ツクバメンテナンス株式会社も同様の分野で活動しており、主につくば市に位置している。これらの企業は、地域の発展にも寄与してきた実績を持つ。

マラトンキャピタルパートナーズは、2021年12月にSPJとの資本提携を開始し、2022年9月にはツクバメンテナンスとの提携を行っている。この提携以降、両社はガバナンス体制の強化や制度設計、労務対応などに取り組んできた。この努力を通じて、自立した組織の構築が進められてきたのだ。

第一ヒューテックの役割

新たに株主として傘下に加わる第一ヒューテックは、1949年に設立され東京都新宿区に本社を構えるゼネコンである。同社は高い技術力を誇り、特にNTT施設向けの新築および改修工事に特化している。社訓として「モノづくりは、まず人づくりから。」を掲げており、これに基づいた企業文化が醸成されている。

第一ヒューテックは中期経営計画において、自社の強固な技術基盤を生かした営業基盤の拡大を目指しており、大規模修繕工事分野の体制強化にも意欲を示している。こうした背景から、SPJHDの株式取得を選択肢として考えていたという。

期待される双方の発展

今回の株式譲渡によって、第一ヒューテックとSPJおよびツクバメンテナンスのさらなるシナジーが期待される。新しい株主となる第一ヒューテックは、社員の成長を企業成長に直結させることを理念にしており、その結果として社会貢献がなされることを重視している。この株式譲渡により、SPJとツクバメンテナンスが第一ヒューテックグループに加わることで、両社の成長と発展が加速することが予想される。