東日本大震災復興支援プロジェクトの新たな試み
文京学院大学の学生たちが中心となって展開する「ブレーメンズ」というプロジェクトは、東日本大震災の地域支援活動を目的としたものです。2025年3月8日、岩手県に位置する釜石鵜住居復興スタジアムにて行われるNTTジャパンラグビーリーグワン第7節の試合において、本校の学生がデザインしたミニフラッグが、先着6,000名の観客に無料で配布されることが決定しました。この活動は、学生たちが自らのクリエイティブな力を生かしながら、復興を目指す地域への思いを込めたものです。
「ブレーメンズ」の背景
「ブレーメンズ」は、2011年の震災以降、被災地への支援を目的として活動してきました。これまでに、567万2,200円以上の寄付を行い、20以上の支援団体へ資金を提供してきました。学生たちは商品制作と販売を通じて、地域社会の復興に貢献し続けています。
コラボレーション応援ミニフラッグのデザイン
今回配布される応援ミニフラッグは、「釜石ラグビーの魂」をテーマにデザインされています。このフラッグは、観客の皆さんと共に一体感を感じられる応援の場を作ることを目的に、チームカラーの赤を取り入れています。スタジアム全体が赤で埋め尽くされることで、選手たちの士気が高まり、最高の応援を生むことを狙っています。
フラッグには、釜石ラグビーのシンボルである大漁旗を模した太陽、富来旗の波、さらに復興の象徴としての「ねば~だるま」が描かれています。「ねば~だるま」は、逆境に負けずに立ち上がる姿勢を表現し、復興を目指す被災地の象徴でもあります。このキャラクターは2019年に誕生し、地域の人々に親しまれています。
今後の展望
文京学院大学からは、試合当日に4名の学生が現地で応援ミニフラッグの配布を行います。プロジェクトを通じて、学生たちは地域貢献の重要性を実感し、さらに支援活動を拡大していくことを目指します。試合は、東日本震災の復興を祈念したイベントであり、日本製鉄釜石シーウェイブスとレッドハリケーンズ大阪が対戦します。
試合の詳細
- - 日時: 2025年3月8日(土)13:00キックオフ(11:00開場)
- - 場所: 釜石鵜住居復興スタジアム
- - 詳細: 釜石シーウェイブス公式サイト
この試合を通じて、多くの人々が一つとなり、復興のために心を合わせることを期待しています。