衛星地球観測シンポジウム
2023-04-24 11:00:02

国内最大の衛星地球観測コミュニティの未来を探るシンポジウム2023開催

国内最大の衛星地球観測コミュニティ、CONSEOシンポジウム2023



産学官連携により設立された「衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)」が主催するシンポジウムが、2023年5月29日に東京ポートシティ竹芝 ポートホールで開催されます。このイベントは、衛星地球観測に関する最新の政策提言や未来のビジョンを探る場となります。

■ CONSEOの目指す未来

2022年9月に設立されたCONSEOは、設立以来さまざまな議論を行い、今年の3月には衛星地球観測に関する提言をまとめました。この提言では、衛星データを活用することで、地球規模の課題解決やデジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーントランスフォーメーション(GX)を推進し、「見通せる」社会の実現を目指しています。また、2040年に日本の衛星地球観測産業を2兆円規模に成長させることを目標としています。

CONSEOでは、衛星地球観測が公共利用や民需の領域において重要なツールであるだけでなく、デジタル・AIやグリーン分野と融合し、成長する産業であるとの認識のもと、活発な活動を続けています。これにより、未来の取り組みが相互にシナジーを生み出すことが期待されています。

■ シンポジウムの内容

シンポジウムのプログラムは、大きく「活動の総括」と「キーノートスピーチ&パネルディスカッション」の2部で構成されています。総合司会には、CONSEOアンバサダーで同志社大学の助教である桝太一氏が登場します。

第1部:CONSEO活動の総括(13:30~14:25)



初めに、CONSEO会長の角南篤氏が挨拶を行います。その後、提言についてCONSEO事務局の平林毅氏が説明し、2023年度の取り組み計画について紹介されます。また、経済産業省によるリモセンビジネス振興施策や、地球衛星観測の戦略立案に関する議論も行われます。

第2部:キーノートスピーチ&パネルディスカッション(14:45~17:00)



午後の部では、気候科学と衛星データの新たなビジネスへの応用をテーマにしたキーノートスピーチが行われます。その後、気候変動がもたらす安全保障についてのパネルディスカッションが展開され、さまざまな視点から議論されます。

次に、デジタル庁の現状と課題についてのキーノートスピーチがあり、最後に、デジタルとグリーンの融合による新しい社会に向けた取り組みがパネルディスカッションで討議されます。これにより、未来のデータドリブン社会に向けた方向性が提示される予定です。

■ 参加方法と詳細

このシンポジウムは誰でも参加可能で、参加費は無料です。オンラインでの視聴も予定されており、事前登録は不要です。参加希望者は、事前に申し込みをしておくと良いでしょう。座席数には限りがあるため、先着順での受付となります。

詳しい情報や申し込みは、特設サイト(https://conseo-symp2023.com/)をご覧ください。また、イベントに関する問い合わせについても、特設サイト内のお問い合わせフォームから行えます。

この機会に最新の衛星地球観測に関する知見を得て、未来の社会について議論しませんか?

会社情報

会社名
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
住所
茨城県つくば市千現2-1-1
電話番号

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。