帯広に太陽光発電所
2025-11-11 14:29:21

国内最大規模の垂直型太陽光発電所が帯広に誕生!持続可能な農業の新モデルを目指して

国内最大の営農型太陽光発電所、帯広に誕生間近



東急不動産株式会社と自然電力株式会社が共同出資して設立したリエネ自然ファーム合同会社が、帯広畜産大学に国内最大規模の垂直型営農型太陽光発電設備の建設を進めています。実験圃場内では、完成に向けた最終検査と調整が進行中で、2025年12月から正式に電力供給が始まる予定です。このプロジェクトは、北海道十勝地域におけるカーボンニュートラルの推進や持続可能な農業の実現を目指した重要な取り組みとなっています。

1. プロジェクトの背景


十勝地域は、広大な耕地を持ち、牛の飼養頭数が北海道で最多という特性を持っています。日照時間が長く、積雪が少ないこの土地は、太陽光発電の導入に最適です。しかし、農畜産業は今、労働力不足や肥料・燃料の価格高騰といった課題に直面しています。

このような地域の課題を解決し、持続可能な農業を進展させるために、2014年8月に帯広畜産大学と北海道自然電力の間で連携協定が結ばれ、実証的な取り組みがスタートしました。パイロット実験を経て、2025年4月には新会社を設立し、大学との電力供給契約を締結。すぐに設置工事が進められてきました。

2. 垂直型太陽光発電の特長


今回導入される垂直式営農型太陽光発電設備は、農作物への影響を最小限に抑え、土地のスペースも効率的に利用できる設計です。このシステムは豪雪地帯にも耐性があり、冬場の積雪による発電量の減少を防ぎます。設置方位によっては発電のピークタイムを調整することも可能です。

O&M(運営・保守)に関しても、東急不動産は地域内の農業特性を踏まえ、最適なソリューションを提供することを目指しています。

3. 共同研究とその展開


帯広畜産大学と自然電力の共同研究では、十勝地域で栽培される基幹作物への影響や経済性評価、景観評価など多角的なテーマでの評価が行われます。これにより、農業とエネルギーの共生モデルを確立し、現在の農業経営への革新に寄与しようとしています。

研究テーマの構成


  • - 基幹作物への影響評価:作物の生育状況や土壌分析、防風効果の検証など、農業全般に与える影響を評価。
  • - 経済性評価:営農型太陽光発電の導入効果や労働時間への影響を分析し、経済面からの見合いを検討。
  • - 景観評価:地域の農村景観に与える影響を調査し、消費者の受け入れを把握。

このプロジェクトは単なる発電設備の設置を超え、地域社会との共存を図る取り組みであり、十勝圏の持続可能な未来を拓く重要な一歩です。

4. 関係者のコメント


帯広畜産大学の長澤学長は、この設備が地域の環境や作物の生育に対する多面的な影響を検証し、新たな農業モデルの可能性を探ると述べています。十勝市のJA帯広かわにしの代表は、再生可能エネルギーを通じて農業を支える新たな可能性に期待を寄せています。

東急不動産と自然電力は、今回の取り組みを通じて得られた成果を地域に還元し、持続可能な農業とエネルギーの関係を深めていく意向を示しています。

5. 結論


この垂直型太陽光発電所は、環境に配慮した営農型モデルの先駆けとなることが期待されています。農業とエネルギーの新たな関係を築き、地域課題を解決していくこの取り組みが今後の農業の在り方に大きな影響を与えることでしょう。


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会社情報

会社名
東急不動産株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-21-1渋谷ソラスタ
電話番号
03-6455-1121

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