ナイロビに新たなロジスティクス拠点—2024年8月に第二倉庫オープン予定

ナイロビのロジスティクス業界が革新

2024年8月、ナイロビに新たなロジスティクス倉庫がオープン予定です。この倉庫はナイロビ国際空港から車でおよそ10分の立地にあり、交通アクセスが非常に良好です。サンフラッグ工業区内に位置し、二つの内陸コンテナデポ（ICD）であるシオーカマウICDとナイロビICDにも近いため、物流業務がスムーズに行えます。

様々なロジスティクスサービス

開設予定の第二倉庫では、既存倉庫と同様に、以下のような多様なサービスが展開されます。

- デバンニング・一時保管: 海上輸入コンテナの内容物を正確に取り出し、一時的に保管するサービス。
- ピース単位での入出庫ピッキング: 必要な商品を迅速にピックアップし、配送準備を行います。
- 保税エリア機能: 酒税や関税の支払いを後回しにできる一時保税保管の提供。これにより、海外からの物品の取り扱いがよりスムーズになります。

さらに、ナイロビの物流業界には独自の魅力があります。屋根付きの保税ヤードを近隣に設けており、倉庫の中で保管が難しい新車や大型の産業機械についても、一時保管を行うことが可能です。

Second Warehouseの設立背景

現在の倉庫は手狭になっており、3PL（Third Party Logistics）サービスの需要が急増しています。このため、ナイロビでのビジネス展開を強化するために第二倉庫の設立が決定されました。今後、さらに多くの貨物を取り扱うことで、お客様のニーズに応える体制を整えていく考えです。

新倉庫では最新の倉庫管理システム（WMS）を導入し、24時間体制でCCTVによる監視を行います。また、営業時間中には警備員が常駐し、荷物の安全性を確保しています。

インフラストリーム社の成長戦略

運営を担うインフラストリーム社は、1999年に設立され、南アフリカやケニアといったアフリカ市場に積極的に展開しています。2018年に阪急阪神エクスプレスの傘下に入り、以来、アフリカにおけるビジネスを強化しています。今年の8月には南アフリカ・ヨハネスブルグに第二倉庫をオープンしました。さらに、この冬にはダーバン支店兼倉庫の移転・拡張も計画しており、ロジスティクス事業を中心にアフリカ市場での基盤を確立する方針です

これからのインフラストリーム社の展開から目が離せません。国内外での倉庫機能を拡充し、より良いロジスティクスサービスの提供を目指します。私たちの生活の中で、物流の役割はますます重要になっています。新しい倉庫が地域や企業にどんな影響を与えるのか、ぜひ注目していきたいですね。