アダストリア、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を導入
アパレル業界の大手、株式会社アダストリアが、セキュリティ強化のためにLRM株式会社が開発したセキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を導入しました。この取り組みは、従業員のセキュリティリテラシー向上を目的としており、情報セキュリティへの理解を深めるための重要なステップとなります。
アダストリアの企業紹介
アダストリアは、「GLOBAL WORK(グローバルワーク)」や「niko and ․․․(ニコアンド)」など、さまざまなブランドを展開する衣料品・雑貨の企画、製造、販売を行っています。国内外において約1,600店舗を持ち、全体の制作から販売までのプロセスを一貫して管理しています。アダストリアはこの度、セキュリティ強化策の一環として、オールインワンのデジタルトランスフォーメーションを進める一歩となる「セキュリオ」を採用しました。
セキュリティリテラシー向上の必要性
アパレル業界は、他の業種に比べてITやセキュリティに関する知識が不足していることが多く、そのためアダストリアでは情報セキュリティに関する教育プログラムが以前から存在しました。しかし、企業の成長とともに国際的なセキュリティ基準に対応することが重要になってきたため、より一層の強化が求められていました。アダストリアの目指すところは、従業員一人ひとりが自らの意識を高め、セキュリティに関する正しい知識を持つことです。
導入の決め手「セキュリオ」
「セキュリオ」は使いやすいインターフェースが特徴で、業務に忙しい従業員でも利用しやすい設計となっています。新卒新人はまず店舗へ配属され、パソコンを日常的に使わない従業員も多いため、全ての人が利用できる環境が重要視されました。こうした背景から、アダストリアは「セキュリオ」を選択しました。
定期的な教育と訓練の実施
このプラットフォームでは、学習コンテンツやフィッシングメール訓練など、実践的な教育が可能です。特に、定期的に配信されるミニテストやシミュレーションによって、従業員のセキュリティ意識と知識の向上が図られます。また、フィッシングメールの受信時に迅速に報告できる機能も搭載されており、訓練の一環として「報告する」という習慣が育成されます。
LRM株式会社の役割
LRM株式会社は、2006年に設立された情報セキュリティに関するコンサルティングを行う企業で、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を通じて2,000社以上の企業に導入実績を持っています。彼らの理念は「Security Diet®」であり、意識の向上を通じて持続可能な情報セキュリティ体制を構築することを目指しています。
まとめ
アダストリアが「セキュリオ」を導入することで、従業員のセキュリティリテラシーが向上し、企業全体の情報セキュリティ体制が強化されることが期待されています。今後もアダストリアは、より安全な業務環境を実現するために、引き続きセキュリティ教育や意識向上に取り組んでいく予定です。セキュリテイ教育が企業文化として根付けば、さらなる発展が見込めるでしょう。