台湾富裕層向けツアー、ジャパン・ツーリズム・アワードに輝く
ツナガル株式会社の旅行サービス「繋日之旅」が、第8回ジャパン・ツーリズム・アワードにおいて、119件の応募の中から入賞を果たしました。この賞は、観光業界の発展に貢献した取り組みを評価するもので、ツナガル株式会社の革新的なアプローチが受け入れられた証です。
中華圏向けの特別な旅
「繋日之旅」は、台湾の富裕層をターゲットにしたユニークな旅行体験を提供しています。特に、訪日リピーターに向けて、まだ知られていない地方の魅力を発見できる旅を展開。台湾のグルメ・旅メディア「靠生活」と協力し、高いクオリティの体験を提供することに裏付けられた信頼性があります。
評価のポイント
ジャパン・ツーリズム・アワードの評価基準は、革新性、事業性、持続可能な観光への貢献、地域活性化の4つ。ツナガル株式会社は、視察段階から完売するツアーを立ち上げており、地域の受け入れ先との調和を考慮したオペレーション体系を築いています。また、開始からわずか1年で5つのグループツアーを成功させる実績もあり、これが入賞につながった要因といえるでしょう。
多様な魅力を体感
ツナガルが提供するツアーでは、台湾の超リピーターを対象に、その地域独自の食や文化、そして人との交流が重視されています。特に、訪日が比較的少ない地方には新たな発見が多くあり、参加者が現地の温かさや豊かな文化に触れることができます。岩手県の大槌町では、初めてのインバウンド団体の来訪が報じられ、各メディアからも関心を寄せられました。
専門的な試験マーケティング
台北の富裕層を対象とした「繋日之旅」は、地域経済にも貢献することを目指しています。各地域の特産品を台湾富裕層ネットワークに結んでいくことで、地域資源を広く拡散させていくテストマーケティングも行っています。
今後の展望
「繋日之旅」では、2024年12月に熊本全域を訪れる観光列車とグルメツアー、2025年2月には道東の自然とグルメを体験するツアー、北陸でのディープ体験、4月には北海道の特別なワインと日本酒ツアーも計画しています。日本の地方部の魅力を、台湾の訪日リピーターに恵み、地域経済の活性化に寄与していく考えです。
地域の新たな価値を創造
ツナガル株式会社は、「人生を変える出会いをつくる」ことを理念に持ち、地域と観光客との間に持続的な関係を築くことに注力しています。彼らは、地域の事業者やガイドとの連携を強化し、観光プロモーションや文化体験コンテンツを展開。自治体やDMOと協力し、地域に独自の価値を提案することを目指しています。
今後も「繋日之旅」は、台湾の富裕層に新たな旅の価値を提供、地域経済への貢献を果たしていくでしょう。