三菱UFJ銀行がSansanの活用を推進し、Salesforceと連携開始
三菱UFJ銀行は、営業サービスの向上を目指しSansanを導入し、その成果を発表しました。営業生産性向上のため、2021年に部門導入をスタートし、結果として毎年3万時間の業務時間を削減しました。続ける職員の働き方を見直し、全社的に活用を拡大したことで、特にセミナー参加者が5倍に増加するなどの成果も挙げています。さらに2025年4月からはSalesforceとの連携を開始し、一元化された顧客情報システムの構築を目指します。
Sansan導入の背景
三菱UFJ銀行は国内外の顧客に多様な金融サービスを提供しており、デジタル技術を積極的に活用し、営業力を強化しようとしています。中期経営計画においても「データ基盤の強化」や「AI・データ利活用の習慣化」を重要視し、従来のアナログ手法からの脱却を図ってきました。顧客情報が各担当者ごとに管理されている中、組織全体での情報共有が求められていました。こうした課題を解消し、営業DXを進めるために2021年にSansanの導入を決定しました。
Sansan導入後の運用と成果
Sansan導入後、顧客の連絡先が一元管理されるようになり、営業担当者の業務効率が大幅に改善されました。従来のように個別に管理していた情報から、検索時間が削減され、外出時にも迅速にアクセスできる環境が整いました。その結果、年間で3万時間もの工数を削減することに成功しています。
以前は限られたデータのため、適切なターゲットへのアプローチが難しかった三菱UFJ銀行ですが、Sansan導入後は顧客データや名刺情報を統合し、ターゲット設定の精度が向上しました。この変更により、オンラインセミナーへの参加者数が従来の5倍に増加し、有効な商談へとつながる動きが見られました。
Salesforceとの連携による新たな期待
三菱UFJ銀行では2025年4月からSalesforceを導入予定であり、Sansanとの連携により、顧客情報を一元化する計画です。これまで複数のシステムで管理されていた顧客データを集約し、情報更新の効率化や最新データに基づく提案力の向上を目指します。顧客との関係性を深めることで、さらなる営業力強化と顧客体験の向上が期待されています。
Sansanについて
Sansanは名刺管理を超えた営業DXサービスを提供し、名刺や接点情報から得られるデータを正確に管理します。これにより、ビジネス機会の最大化と社員の生産性向上を実現しています。さまざまな企業情報を一元管理することで、効率的な営業活動をサポートしています。
まとめ
三菱UFJ銀行はSansanを利用することで営業力を高め、2025年からはSalesforceとの連携により更なる効果を狙っています。こうしたデジタル改革は、銀行だけでなく、他の業種にも大きな影響を及ぼす可能性があります。今後の展開に注目です。