新たな導入支援サービス「Figues Starter」とは
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)が、新たに提供を開始したのが「Figues Starter」という製造業向けのSAP Cloud ERP導入支援サービスです。本サービスは、特にSAP S/4HANA Cloud Public Editionの導入を検討している企業に向けて設計されています。CTCは、このクラウドERPを利用した業務の効率化を図るための支援を行います。
なぜ「Figues Starter」が必要か?
近年、企業の業務プロセスがグローバルな競争にさらされる中で、効率的な管理が求められています。しかし、SAPのPublic Editionの導入は容易ではありません。特に、専門的なガイドラインや成果物が多く、英語で書かれているものが多いため、日本の製造業においては導入が停滞するケースも少なくありません。この課題を解決するべく、CTCは導入支援サービスを開発しました。
サービスの内容
「Figues Starter」では、CTCが培った導入実績と専門的な知識を活かし、SAP Activateのベストプラクティスに基づいた日本語のドキュメントを提供します。このサービスにより、154項目のスコープアイテムとそれに対応する800以上のドキュメントが整備され、各企業の導入プロジェクトが円滑に進むことを目指します。
具体的な支援内容
以下に、CTCが提供する支援内容の一部を紹介します。
- - ディスカバリー(準備)フェーズ: 製造業特有の要件を整理し、業務プロセス定義書を提供することで、導入準備をサポートします。
- - エクスプローラー(要件確認)フェーズ: 自社業務とSAPの標準機能の適合状況を確認し、ワークショップを通じてギャップ分析を行います。
- - リアライズ(構築)フェーズ: システム設定内容やテストスクリプトを日本語で作成し、使用者の教育やテストプロセスの支援を行います。
結論
CTCは、「Figues Starter」を通じて製造業の業務標準化や迅速なクラウド移行を支援し、企業の競争力向上に貢献していくことを目指します。企業がデジタルトランスフォーメーションを実現するための強力なパートナーとなることでしょう。
このサービスは、各企業のニーズに合わせたカスタマイズが可能であり、導入プロジェクトの各フェーズでの伴走支援を提供します。今後も業務別テンプレートやスコープアイテムの拡充を進めていく予定です。ぜひこの機会に、「Figues Starter」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。