新たなテキスト分類技術の特許取得
当社は最近、大規模言語モデル(LLM)を利用したテキスト分類技術に関連する3件の特許を取得しました。この技術は、従来の文書分類の限界を打破し、業界全体に革新的な効率化をもたらすことを目指しています。これらの特許は、分類処理を包括的にカバーする特許ポートフォリオとして戦略的に構築されており、テキスト分類の全工程をカバーしています。
特許技術の概要
今回取得した3件の特許は、次のような技術を提供しています。これらの技術は、全ての工程を網羅しており、顧客の業務に革新をもたらすでしょう。
1. 分類生成技術(特許第7650476号)
この技術では、複数の文章が統合され、大規模言語モデルを用いて分類カテゴリが生成されます。具体的には、レストランに寄せられた顧客レビューを分析し、「料理の味」や「接客サービス」などのカテゴリをAIが自動生成します。従来は人間が手作業で行っていた分類を、自動的に見つけ出すことが可能です。
2. 直接分類技術(特許第7710775号)
大規模言語モデルに分類指示を与えることで、文字列を迅速に分類します。例えば、顧客レビューを「料理が美味しかった」といった内容から「料理の味」と分類してくれる仕組みです。この技術により、大量のレビューを短時間で整理可能です。
3. 統合分類技術(特許第7720070号)
この技術では、大規模言語モデルを使用して、分類カテゴリの生成から分類処理までを一貫して行います。ユーザーが入力した顧客レビューに基づき、自動でカテゴリを作成し、全てのレビューを振り分けます。これにより、人間の手を一切介さずにレビュー分析が行えます。
技術の利点
この新しい特許技術の特徴や利点は以下の通りです:
1.
包括的特許ポートフォリオ: 分類処理の全工程を網羅することで、パートナー企業との差別化された製品やサービスの開発が可能に。
2.
高精度な分類処理: 従来のテキストマイニング手法よりも高い精度で分類が可能です。
3.
柔軟なカテゴリ設定: 固定されたカテゴリに依存せず、自然言語を用いたダイナミックな分類が可能。
4.
多様なデータ対応: 様々なテキストデータに対応しており、アンケートやユーザーレビューなど、多岐にわたるデータを扱えます。
技術デモの提供
この特許技術の実用性を確認できるデモアプリケーション3つを公開しています。これにより、特許データを使って効率的に文書を分析・分類できることを体験できます。
- - 課題・解決手段分類生成アプリ: 特許データから自動で課題・解決手段を生成。
- - 課題・解決手段分類あてはめアプリ: 分類を特許データに自動的にあてはめます。
- - 分類生成・あてはめアプリ: 課題と解決手段の両方を自動生成・あてはめします。
協業のご提案
当社は、この特許技術を使用して共に新しい価値を創造できるパートナー企業を募集しています。すべての業界でIT・ソフトウェア開発やデータ分析、文書管理システムなど、業務効率化を求める企業に協力を呼びかけます。これにより、業務の効率化やコスト削減、分析精度の向上を望む企業と共に、新たなビジネスを生み出すことができると考えています。
今後、当社はオープンイノベーションを進め、様々な企業と連携し、社会課題の解決に貢献します。関心がある企業の皆様は、お気軽にお知らせください。