海士町の新庁舎が賞受賞
2025-10-15 14:18:26

海士町新庁舎「あま丸」が次世代に向けたデザインでグッドデザイン賞受賞

海士町新庁舎「自立・挑戦・交流 × 継承・団結」



海士町は、2024年11月に完成した新庁舎「あま丸」が2025年度グッドデザイン賞を受賞したことで、地域の未来に向けた挑戦の姿勢を示しました。このプロジェクトは、島のアイデンティティを守りつつ、持続可能な社会を築くための象徴的な空間として設計されています。

地域のアイデンティティを反映した設計


新庁舎のコンセプト「ないものはない」「承前啓後」は、地域に根ざした価値観を大切にしています。特に、離島特有の課題に直面しながらも、柔軟な設計を採用することで、組織の変化に対応できるスペースを実現しました。これにより、地域住民が安心して利用できる環境が整えられ、共に未来を築く機会が創出されています。

住民参加型の取り組み


新庁舎の内部には、古着や廃材を活用したリメイク家具が登場します。地域住民が参加するワークショップも開催され、多くの人々がこの空間づくりに携わることで、愛着を持つ場所になりました。これにより地域の絆が深まり、住民同士の交流が生まれました。

未来共創スペース「しゃばりば」


新庁舎の1階には未来共創スペース「しゃばりば」が設置されています。ここでは、様々なイベントが開催され、人々が交流する場となっています。「しゃばりば」は、単なる集まる場所ではなく、みんなで農業や地域づくりを進める共同体の象徴です。140回以上のイベントが行われた実績もあり、地域の文化や活動の拠点となっています。

グッドデザイン賞の評価


グッドデザイン賞の審査員からは、新庁舎の設計が島の価値観を反映した「共創の場」としての特徴が高く評価されました。地域住民が関与した家具や空間の工夫も印象的で、離島特有の条件を逆手に取ったデザインとして、他の地域にも参考にされるでしょう。

海士町の将来に向けて


海士町役場の新庁舎は、地域の文化やアイデンティティを受け継ぎながら未来へとつながる重要な施設です。町長は、住民と共に築いたこの空間が、世代を超えたつながりを生むことが期待されています。

このプロジェクトは、海士町が持続可能な未来を目指す中で重要な一歩であり、地域の魅力を引き出す場として機能し続けるに違いありません。新庁舎「あま丸」は、今後の地域づくりのモデルと成ることを目指し、さらに進化していくでしょう。


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会社情報

会社名
海士町役場
住所
島根県隠岐郡海士町海士1490
電話番号
08-5142-0111

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