大阪府立今宮高校での探究学習支援
探究学習に従事する生徒たちへ向けて、QO株式会社は大阪府立今宮高校にて特別出張講義を実施しました。これは、次世代にデータやリサーチの技術を引き継ぐ活動「みのり」の一環であり、約240名の高校1年生たちが参加しました。今回の講義のテーマは「仮説を重視したリサーチ講義」で、授業の内容は各生徒がリサーチの重要性と仮説立ての技術を学ぶことに焦点を当てていました。
探究学習支援の背景
2018年の学習指導要領改訂により、探究学習が必修科目となり、大阪府立今宮高校では今、生徒たちが8つのグループに分かれてこの新しい学習スタイルを体験しています。探究的な学習を実現するためには、前述のプロセス「①課題の設定 →②情報の収集→③整理・分析→④まとめ・表現」が示されており、これに基づいて生徒たちが問題解決能力を養う機会を設けることの重要性が強調されています。
QO株式会社は、自社の強みであるリサーチを活かし、「仮説を立てることの重要性」を深く理解してもらうための講義を企画し、実施しました。特にリサーチにおける仮説の立て方やその活用法について、実践的な学びを提供することが目的です。
リサーチ講義の進行
講義当日、生徒たちはリサーチの流れを学んだ後、実際に演習を行いました。具体的には、「商店街のシャッター街化」が進んでいるという課題に対し、仮説を立て、その仮説を検証するためのアンケート聴取項目を考えるという活動です。この過程を通じて、課題解決に向けた仮説を立てることの重要性を体感しながら学びました。
QOの社員からは、リサーチが実業の中でどのように活用されているのかという具体的な事例も共有され、「働くこと」や「仕事」に対する視点を深める内容となりました。このように、受講者にとって非常に有意義な体験となったのです。
生徒たちの感想
講義を終えた生徒たちからは、「一度立ち止まって仮説を考えることが大切だということに気づいた」「仮説を立てると探究がスムーズに進むと思った」といった感想が寄せられました。特に、仮説がどのように問題解決に資するのかを学べたことが大きな気づきとなったようです。
また、身近な問題である商店街のシャッター街化に取り組むことで、生徒たちの思考もさらに深まりました。「学校で学ぶことが社会でも役立つ」「リサーチや仮説が仕事上でも大切であると気づいた」といった意見も多く、将来の職業に対するイメージが具体的になったり、前向きな姿勢が見受けられたりしました。これらは生徒たちにとって、将来のキャリアに対する第一歩となったことでしょう。
QO株式会社の今後の展望
QO株式会社は今後も探究学習支援プロジェクトを展開し、リサーチやデータサイエンスに関する教育を続けていく予定です。学びの現場をサポートするパートナーとして、さらにニーズに即した講義を提供し、探究学習の充実を支援していきます。高度なマーケティングやリサーチに関するノウハウを持つQOは、教育においてもその専門性を活かし続けていくのです。
【QO株式会社 会社概要】
QO株式会社は、リサーチとプランニングを専門とした企業であり、人々の問いに対する探究を行っています。マーケティング戦略の立案から施策実行まで、包括的にサポートを行うことで、多くのクライアントの成功を支援しています。