再生可能エネルギーの未来を考える「夏の風物“止”展」
2024年8月15日(木)から18日(日)の間、渋谷ヒカリエにて「夏の風物“止”展」が開催されます。このイベントは、例年厳しい猛暑に見舞われる日本の夏を背景に、地球温暖化や環境問題について真剣に考えていく重要な展示会です。
近年、全国的に35度を超える猛暑日が頻発し、私たちが愛してやまない日本の夏の風物詩が脅かされています。ここでは、「夏祭り」、「海水浴」、「真夏の高校野球」、「屋外プール」、「野外フェス」といった、次世代に残したい日本の夏の文化が取り上げられ、これらがどのように猛暑の影響を受けているのかが展示されます。
たとえば、夏の風物詩の一つである高校野球では、猛暑による熱中症の危険性が常に伴います。2023年の甲子園では、多くの選手や観客が熱中症の疑いで手当てを受ける場面が見られ、試合中にエアコンのある部屋で休憩する「クーリングタイム」が初めて導入されました。
また、屋外で行われる夏の音楽フェスも、年々過酷な環境での開催が余儀なくされています。熱中症のリスクを軽減するための新たな対策が求められている現象は、非常に懸念すべき問題です。このように、私たちの楽しむ夏の風物詩は、温暖化の影響を受けて激変しつつあります。
この展覧会では、地球温暖化を促進する温室効果ガスの排出状況や、その解決策として注目されている再生可能エネルギーの可能性も紹介されます。温室効果ガスを排出せず、持続可能なエネルギー供給が可能な再生可能エネルギーへのシフトが、今後の社会にとって不可欠であることが強調されます。さらに、「ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」に関するミニチュア模型も用意され、具体的なイメージを掴む手助けとなります。
政府のエネルギー政策において、現在、資源エネルギー庁の審議会での第7次エネルギー基本計画に再生可能エネルギーの増進が反映されることが重要です。この展示では、来場者が政策に賛同する意思表示ができるコーナーも設置されており、展示終了後にはWWFジャパンがその声を政府の審議会に届ける予定です。
イベント詳細
日時: 2024年8月15日(木)〜18日(日) 10:00〜20:00(初日のみ11:30〜/最終日は18:00まで)
場所: 渋谷ヒカリエ8階 8/COURT
入場: 無料
詳細URL:
WWFジャパン
この展示会は、夏の風物詩がどのように猛暑に影響されているか、そして私たちの未来を守るために何ができるのかを考える絶好の機会です。ぜひ、この貴重な機会に訪れて、未来のために考えるきっかけを得てみてはいかがでしょうか。