ミュージックセキュリティーズが養殖支援ファンドを設立
この度、東京都千代田区に本社を置く株式会社ミュージックセキュリティーズが、事業投資型クラウドファンディング「セキュリテ」を介して岐阜県大垣市の石井養殖を支援する新しいファンドの募集を開始しました。このファンドは、「養殖で拓く持続可能な未来応援ファンド」と名付けられ、持続可能な養殖活動を通じて地域社会に貢献しようとする試みです。
石井養殖の取り組み
石井養殖は、1963年に創業されたニジマス専門の養殖業者で、清潔な地下水を利用して高品質な二倍体ニジマスを育成してきました。近年、食品工場からの副産物を活かした「エコフィード」を用いた三倍体ニジマス(サーモン)の養殖に挑戦するとのことです。この新たな取り組みは、持続可能な水産業の発展を目指すもので、食品ロスを削減することにも寄与しています。
三倍体ニジマスの特長とは
三倍体ニジマスは、通常のニジマスと異なり、繁殖しない魚として知られています。受精卵の段階で染色体が人為的に3本になることで、この特性が生まれます。これによって、成長過程でのエネルギーが有効に活用され、上質な身に脂がしっかりと乗り、味や食感が安定するのです。実際、養殖環境下では体長50cmから70cm、重さ1,500gから3,000gほどの大きさにまで成長するとのことです。
この特性により、三倍体ニジマスは年中安定して供給可能な高級ブランドの養殖魚として高く評価されています。「信州サーモン」や「銀河サーモン」など、各地域のプレミアムブランドに活用されていて、国内外で注目を集めています。
環境に配慮したエコフィード
今回のプロジェクトでは、一般的な残渣ではなく、人間用食品製造過程から生まれた副産物(乾燥かまぼこやゆで卵など)を原料にしたエコフィードを使用しています。このことにより、食品ロスを減らし、資源の有効活用が図れるのです。また、品質と価格の安定性が向上し、高品質な三倍体ニジマスの養殖が実現しました。
新たなニジマスのブランド展開
石井養殖は、エコフィードで育った三倍体ニジマスを「優旨(やさうま)サーモン」と名付けて販売する予定です。この名称には、安全な食材と環境への配慮が込められており、次世代の食文化を形成する一助となることを目指しています。
ファンドの詳細と支援の流れ
このファンドの募集金額は1,440万円で、一口32,400円(出資金30,000円と手数料2,400円)から参加できます。出資者には、育てたニジマスの唐揚げや成魚をお届けする特典もあります。具体的には、出資口数に応じた特典が設けられ、最大で成魚がプレゼントされます。
ファンドへの参加は、持続可能な水産業の実現に貢献することはもちろん、地元大垣の魅力を広める手助けにもなります。この機会に、ぜひ参加をご検討ください。ファンドの詳細については、セキュリテの公式サイトをご覧ください。
お問い合わせ
運営会社: ミュージックセキュリティーズ株式会社
所在地: 東京都千代田区丸の内二丁目5-1
電話: 03-5948-7301
公式サイト:
ミュージックセキュリティーズ
セキュリテ公式サイト:
セキュリテ
本ファンドへの投資は、元本が割れるリスクを伴いますので、投資を検討される方は各種資料をご確認の上、慎重に判断してください。