BORDER SESSIONS 日本初開催の意義
2019年10月、東京都港区の新虎ヴィレッジにおいて、欧州最大規模のテクノロジー文化祭「BORDER SESSIONS」が初めて日本に上陸します。この国際的なイベントは、オランダのハーグを本拠とし、毎年行われているもので、サスティナビリティ(持続可能性)とサーキュラーエコノミー(循環型経済)をテーマにしています。商業主義と利便性だけではなく、持続可能な取り組みの重要性が叫ばれる現代において、このイベントは新たな価値観を私たちに促します。
目的とプログラム
BORDER SESSIONSの目的は、参加者が未来に直面する課題について多角的に議論し、具体的な解決策を見出すことです。特に、環境問題や人権問題といった現代が抱える重大なイシューに向き合うために、国際的な活動家やイノベーターが集結し、知見を交換します。
今回のイベントでは、主に「Future Pitch」「Summit」「Lab」「Lab for Kids」の4つのプログラムが予定されています。
Future Pitch
初日の「Future Pitch」では、アート、ロボティクス、ゲノム、テクノベート、シティといったテーマで、16名のゲスト講演者がそれぞれ20分のプレゼンテーションを行います。ここでは、未来へのビジョンを描いた多様な視点からのイノベーションを紹介します。
Summit
次に、2日目に行われる「Summit」では、ファシリテーターや研究者、企業の代表者らが集まり、2030年における生活の目指すべき姿を具体化する議論が行われます。このセッションでは、持続可能な発展に向けた様々な視点が交錯し、未来の社会を考える手助けがされます。
Lab
「Lab」プログラムは、サミットで議論された内容をさらに掘り下げ、参加者同士が共創して未来を豊かにするためのアイデアを形にするプロジェクトチームを編成します。新虎ヴィレッジから発信される解決策は、後にデモンストレーションとして体験する機会も設けられ、それぞれの研究の成果をもとにした実践的な体験が提供されます。
Lab for Kids
特に注目なのは「Lab for Kids」です。小学生を対象に、未来の街を考え、形にするワークショップが開催されます。
子どもたちが自由な発想で描く未来の町づくりを実験し、問題発見を促すアクティビティを通じ、一早く持続可能な社会について考える機会を提供します。ここでの学びは、次世代の育成にも寄与すると期待されています。
創設者の思い
BORDER SESSIONSの創設者であるGerrit Jan Van Veen氏は、持続可能な開発目標に貢献できるスタートアップの支援を行うWorld Startup FactoryのCEOでもあります。彼は長年にわたり、多様な専門家とネットワークを築き、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しています。
イベント概要
- - 会場:新虎ビレッジ(東京都港区西新橋2-16-6)
- - 日時:
- DAY1:2019年10月5日(土) 10:00〜18:00 Future Pitch @新虎ヴィレッジ
- DAY2:2019年10月6日(日) 10:00〜18:00 Summit @新虎通りCORE 1F
- DAY2:2019年10月6日(日) 10:00〜18:00 Lab @新虎通りCORE 1F
- DAY2:2019年10月6日(日) 10:00〜16:30 Lab for Kids @新虎ヴィレッジ
- - 参加費:DAY1、DAY2ともに15,000円、Lab for Kids参加者は無料(事前エントリーが必要)
- - 主催:BORDER SESSIONS実行委員会
- - 協力:オランダ大使館 など。
この機会に参加し、持続可能な未来について共に考える場に足を運んでみませんか?