タイ王国で中堅中小企業向けM&Aアドバイザリーサービスが始動
タイは製造業を中心とした堅調な市場を構築しており、中堅中小企業にとっても成長のチャンスがあります。しかし、少子高齢化の影響により、特に家族経営の企業では後継者不足が深刻な課題となっています。この状況は、一部の企業の廃業などによって、社会全体に経済的損失をもたらしています。
M&Aの必要性
タイでは中小企業のM&A市場はまだ発展途上です。プレーヤー不足や専門家の未熟さが影響し、オーナーたちはIPOによる後継者問題の解決を模索していることが見受けられます。日本国内でのヒアリングを通じて、多くのオーナーがM&Aを通じた事業承継を希望していることが分かりました。
今回、私たちは日本およびタイで豊富な経験を持つ井氏を招いて、中小企業向けのM&Aアドバイザリーサービスを開始します。私たちの目指すところは、M&Aをビジネスのインフラの一部として定着させることです。
日系企業の戦略としてのM&A
特に自動車産業において、日系企業はタイ市場で様々な経済的メリットを得てきました。しかし、近年の競争激化により、成長が鈍化したり撤退を余儀なくされる企業も増えています。このような環境下で、現地の人材を採用したり業務提携を進めることが求められているものの、十分な成果を上げられない企業が多いと耳にします。M&Aを活用することで、必要な人材や顧客、ノウハウ、ネットワークを一挙に獲得し、急成長を実現することが可能です。
新しい進出方法
伝統的なドロフィールド(ゼロ)からの進出だけでなく、M&Aを通じた新規事業の展開が増加しています。例えば、セグエグループやラバブルマーケティンググループなどの上場企業が、新たな市場に進出する際にM&Aを活用しています。今後、タイでの中小企業M&Aの事例が増加することは間違いありません。
プレジデント井直大からのメッセージ
タイの中小企業M&A市場は発展途上で、日本のように成熟した状況ではありません。アドバイザーを介さない小規模なM&Aにはリスクが伴いますので、些細なことでもお手伝いできればと思います。また、タイにおけるM&A業界の発展のため、関連企業との提携も進めていますので、お気軽にご相談ください。
井直大プロフィール
井氏は、タイの国立大学での留学後、大手M&A会社に新卒として入社し、日本国内の事業承継に携わってきました。その後、シンガポール支店とタイ事務所の立ち上げを行った経験を持ち、2023年11月から現職に就任しています。
お問い合わせは日本語でも可能です。電話番号: +66(0)2-016-1457、メール:
[email protected]。
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