2年連続の快挙
東芝ライフスタイル株式会社が開発したルームエアコンEシリーズ(RAS-E221C5S、RAS-E251C5S、RAS-E281C5S)が、「2025年度省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門において、名誉ある省エネルギーセンター会長賞を受賞しました。この受賞は、昨年度に続くもので、優れた省エネ性能が評価されました。日本国内の家庭用エアコン市場において、東芝は全体の約70%の需要を占めるスタンダードモデルで高い効率性を実現しています。
省エネへの取り組み
2050年に向けてのカーボンニュートラル達成を目指す現代、家庭用ルームエアコンのさらなる省エネが期待されています。Eシリーズは、既存技術の応用と新たな技術開発を組み合わせ、特に省エネ性能を向上させました。
室内機・室外機の再設計を行うことで、熱交換効率が向上。さらに軽量・コンパクトな設計を実現しながら、目標である2027年度の省エネ基準をクリアしています。具体的には、総体積を-11%、総重量を-13kg削減し、コンパクトさを追求しています。このような技術革新により、家庭内でのエネルギー消費の軽減に寄与しています。
メンテナンス性と製造効率の向上
ユーザーの利便性も重視した機能性が反映されています。室内機のエアフィルターはワンタッチで取り外しが可能で、清掃作業の手間を大幅に軽減。従来のエアフィルターの脱着には約200秒かかっていましたが、これを約20秒に短縮し、手間が少なくなりました。また、汚れが付着しがちなルーバー部分も新設計により、簡単にお手入れができるよう改良されています。
さらに製造プロセスにおいても、部品点数を約15%削減し、自動化に対応した設計を進め、製造効率を向上させています。これにより、環境負荷を減らしながら、製品としての信頼性も高まっています。
今後の展望
受賞したEシリーズは、2026年1月28日から1月30日に東京ビッグサイトで開催される「ENEX2026」において展示予定です。今後も東芝は省エネ性能に優れ、環境に優しい製品の開発に力を入れ、新たな価値を創造していくことを目指します。
省エネ大賞について
この省エネ大賞は、国内の省エネルギーを推進するために、優れた取り組みや製品を表彰するものです。今回の受賞により、東芝のエアコンが持つ高い省エネ性能は更に広く認知されることでしょう。
また、Eシリーズは、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2025年度グッドデザイン賞」でも受賞しており、デザイン性と機能性の両立が評価されています。今後、家庭内での使用を通じて、より多くの人々にその価値が届けられることを期待しています。