海と食を結ぶ豊かな体験を求めて
2026年1月28日から29日の2日間、兵庫県明石市で「海旅モニターツアー」が開催され、旅行業界や食業界、メディアの関係者が参加しました。このプロジェクトは、地域特有の「海と食」をテーマにしており、参加者に感動的な体験を通じて新たな学びや気づきを提供することを目指しています。「海旅」は、人と海のつながりを認識し、行動につなげる機会を作り出すことを目的としています。
明石市と海苔の魅力
明石市は、兵庫県に位置し、全国で3年連続の海苔生産量ナンバーワンを誇ります。その約40%がこの地域で生産されるため、海苔産地としても非常に重要です。明石海峡の速い潮流と栄養が豊富な海は、高品質な海苔が育まれる環境を提供しています。この旅では、明石市の海苔業界を深く知り、この食材の魅力を探求することを目的としました。
モニターツアーの内容
1日目は、まず明石駅に集合し、魚の棚商店街を散策しました。参加者たちは地元の文化や食に触れる時間を持ち、その後のオリエンテーションで明石の漁業や海苔の製造過程について学びました。夜には、海苔をふんだんに使った地元料理を楽しみ、明石の食文化を存分に味わいました。
2日目、早朝に明石浦漁協へ向かい、実際の海苔摘みを見学するために出航しました。この体験では、参加者は海の力強さを目の当たりにし、漁業の厳しさと魅力を感じました。帰港後は、海苔の加工現場を見学し、海苔が市場に出るまでの道のりを理解しました。そして、海苔を使った朝食づくり体験を行い、参加者は海苔の新たな食べ方を学びました。また、明石酒類醸造を訪れ、海苔を使った飲料の製造過程についても理解を深めました。
参加者の声と振り返り
終了後は、参加者や関係者が集まり、ツアーの成果を確認する振り返り会を行いました。参加者からは、「ツアー前後で海苔に対する考え方が変わった」という意見が多く聞かれ、その価値を再認識しました。また、地域資源を活用した新たな商品開発や、参加者同士のつながりの重要性が語られ、今後の活動に向けた具体的な意見も出されました。
今後の展望
海と食文化フォーラムは、今回得られた知見をもとにプログラムを改善し、さらに多くの人に海の価値を伝えていく教育旅行や一般向けツアーの展開を検討しています。日本の海と食文化が次世代に引き継がれるよう、地域との連携を強化し、「海旅」の魅力を広めていく取り組みを継続します。
【団体概要】
団体名:一般社団法人 海と食文化フォーラム
URL:https://shoku.uminohi.jp/
この海旅プロジェクトは、ただの観光地巡りではなく、地域の文化や現在の環境問題についての理解を深める「ラーニング・ジャーニー」です。海と共に生きる豊かな暮らしを見つける旅は、参加者にとって忘れられない経験となることでしょう。