和歌山市における空き家除却補助金制度
近年、和歌山市内で増えている不良空き家は、地域環境や安全への影響が懸念されています。これに対抗するため、和歌山市では空き家の撤去を支援する補助金制度を設け、所有者が自らその空き家を除却する場合にその費用を一部補助します。本記事では、この制度の詳細を紹介します。
補助金申請の受付開始
令和7年度の補助金の交付申請を2023年5月13日から開始します。興味のある物件をお持ちの方は、まずは耐震・空家対策課までお問い合わせが必要です。補助対象となる不良空き家の認定を事前に受けることが条件となるため、調査も随時受け付けております。
補助金の概要
この地域支援政策の対象となるのは、周辺環境に悪影響を及ぼすおそれのある、老朽化した空き家です。具体的には、次の条件を満たす場合に支援が受けられます:
1. 居住の用に供されていない状態が1年以上続いていること。
2. 市で定めた判定基準において、評点が100点以上であること。
- 除却費用の3分の2を支援し、上限は50万円となっています。
ただし、延べ面積が約30平方メートル未満など、一部の場合は、補助金の上限が50万円を下回ることがあります。
補助金申請の流れ
1.
空き家の認定申請を行います。この際、不良空家認定申請書や空き家の写真などが必要になります。必要書類は、和歌山市のホームページからダウンロード可能です。
2. 認定が下りた後、補助金申請を行います。申請の締切は、予定戸数に達し次第終了しますので、早めの手続きをお勧めします。
誰が申請できるのか
この制度の申請者として認められるのは次のいずれかです:
- - 空き家の所有者
- - 所有者の相続人
- - 所有者の同意を得た土地所有者及び自治会(所有者が過去に同補助金を受給した場合は対象外です)
施工業者について
工事は、和歌山市内の法人または住民基本台帳に登録された個人が請け負います。また、施工業者は建設業法に適合している必要があります。
まとめ
このように、和歌山市の空き家除却補助金は、地域の防災性能を向上させるだけでなく、街の美化にも寄与する重要な施策です。空き家の所有者の方は、ぜひこの機会に制度を活用し、安全で住みやすい地域づくりにご協力いただければと思います。詳細は和歌山市役所へお問い合わせください。