新たな試み「マイドラAI」
株式会社ビーライズが広島ドラゴンフライズと共に開発した公式ファンアプリ「マイドラAI」。このアプリは、AIアバターを通して選手との対話を楽しむことができる新しい形のファンエンゲージメントを実現しました。今回、広島県が推進するAI関連ビジネスの一環として行われた実証実験の結果が発表され、多くの興味深いデータが得られました。
実証実験の概要
この実証実験は2025年11月から2026年1月まで行われ、563人が登録する参加者として集まりました。ユーザーの属性を見ると、女性が61.3%と多くを占め、40代が最も多いという意外な結果が示されています。一般的には若者に特有のイメージを持たれるAIアプリですが、マイドラAIは幅広い年齢層から支持を受けていることが分かります。
日常利用状況
アプリを利用した13.2%のユーザーが「毎日ログイン」するようになり、日常における関与度が高まったことが示されました。この結果は、ファンとの絆を深めるための新しい手法としての可能性を感じさせます。さらに、指定した選手への愛着や応援する気持ちが変化したと回答したユーザーは61.2%に達し、そのほとんどが試合観戦の頻度が増えたことを確信しています。
スポンサーへの関心
特に注目すべきは、アプリ内で自然に織り込まれたスポンサー紹介への受容度です。「自然で気にならない」と答えたユーザーは86%、スポンサーへの興味や好感度が上がったとの回答が80%にも上ります。チームを応援するためならスポンサー情報があった方が良いと感じているユーザーはなんと90%となり、新しい形式の広告が受け入れられていることが如実に示されています。
今後への展望
このように、AIとの対話がファンの関与を維持し、スポンサーの認知度向上に貢献する可能性が確認された一方で、デジタルへの適応が不十分な層に対するUI/UXの改善やより自然な会話体験を追求する必要性も浮かび上がっています。今後はこれらの課題をクリアし、さらなる進化を遂げることが求められます。
さらに広がるビジネスモデルとして、無料体験から有料課金またはチームへの持続的な還元の仕組みを確立する計画があります。加えて、スマートグラスやウェアラブルデバイスを活用し、ファンが「選手と隣にいる体験」を日常的に享受できるような環境を整えることも今後の重要な戦略です。
まとめ
ビーライズは、このAI技術を通じてファンとのコミュニケーションを深め、スポーツやエンターテインメント界における新たなスポンサー価値を創出することを目指しています。今後の展開に期待が膨らむ「マイドラAI」は、ファンとの新たな関係構築に向けた一歩と言えるでしょう。