防災食ランチ会開催の報告
2024年9月9日、東京都港区に本社を置く株式会社オカモトヤが主催した防災食ランチ会が開催されました。このイベントは、企業間のネットワーキングを促進しつつ、普段は食べる機会の少ない防災食を実際に味わう場として企画されたものです。
ランチ会の背景
今年も多くの自然災害が日本を襲い、特に南海トラフ地震や能登半島地震の影響が人々の間で強く意識される中、企業においての防災対策が求められています。東京都では企業が3日分の防災備蓄を義務付けられており、その重要性が高まっています。食べ物の備蓄中でも、防災食は特に注目されています。災害時には食糧が不足し、ストレスが増すため、エネルギーと心の安定を支えるための食事が不可欠です。
ランチ会は当初、9月2日に開催される予定でしたが、台風の影響で延期。全てが最適な形で整備された状態で、無事に開催を迎えました。結果として、参加者数は両日満席となり、20社以上の企業から50名以上が集まりました。
イベントの様子
会場では、参加者が和食と洋食の2つから選んで楽しむスタイルで、各テーブルには参加企業からのメンバーが混在して座りました。食事と共に行われた座談会では、感想や防災対策に関する意見が飛び交い、和やかな雰囲気が広がりました。また、食事中には製造元からの説明や質疑応答も用意され、参加者同士の交流が深まりました。
食事の内容は、和食では「梅じゃこ御飯」や「肉じゃが」、「カレー」といった多様なメニューが用意され、洋食には「ペペロンチーノ」や「デミグラスハンバーグ」などがありました。参加者からは、「防災食がこのように美味しいとは思わなかった」といった声も上がり、しっかりとした食事を通じて安心感が得られたと好評でした。
参加者の声
参加者の中には、防災食に対するイメージが変わった方も多く、「災害時でも美味しく食事を楽しめることが分かった」といった感想も寄せられました。防災に関して積極的に情報交換を行う場であったため、「非常に有意義な時間だった」との声も多数あり、企業同士のつながりが一層強まる結果となりました。
『働く人の防災BOOK』の紹介
この会ではさらに、Fellneが新たに制作した『働く人の防災BOOK』の紹介がありました。この冊子では、防災の必要性や企業における備蓄の重要性が解説されています。企業ごとに合わせた特注の防災ブックを提供するサービスも登場し、今後のさらなる活用が期待されています。
まとめ
防災食ランチ会は、参加企業にとって非常に価値のある場となりました。防災の重要性が再認識され、企業の交流が促進されたことで、今後の防災活動がより積極的に進むことが期待されます。この取組みは、今後も継続されることでしょう。各企業が防災に対する意識を新たにし、協力し合いながら未来の備えを強化していく姿勢が求められています。