DICTの新たな挑戦:分散型共創への進化
社会実験コミュニティ「DICT」は、これまで東京都渋谷区を拠点に活動を行ってきましたが、その過程を経て新たに分散型共創フェーズへと進化しました。DICTは、創設者であり社会物理学者の山本晋也氏によって2022年に設立され、Web 3.0や分散型自律組織(DAO)のコンセプトを基に、さまざまなプロジェクトを実施してきました。
DICT CUBE TOKYOの役割と成果
今回、DICTがその役割を終えたDICT CUBE TOKYOでは、教育や医学、テクノロジー、農業、アートなど、多分野にわたるプロジェクトが展開され、数多くの社会実験イベントが開催されました。その中で形成されたコミュニティは、これまでに15社もの法人を生み出す成果を上げています。
DICTは、この数年間で得られた知見を活かし、全国各地のバーチャル拠点を通じてコミュニティの連携を強化していきます。今後は、兵庫県豊岡市の「DICT Base Toyooka」をはじめ、横浜、三浦、富士の各拠点でも新たな活動が進められ、地方分散化を加速させる計画です。
分散型共創フェーズの目指すもの
新たなフェーズでは、各テーマごとにコアプロジェクトオーナーが存在し、フラクタルな形で細分化が進められます。2025年には、東京音楽大学で「DICT Music DAO Classics」の創設記念演奏会が行われるなど、文化面でも新しい価値を創造する取り組みが始まっています。このようなフラクタルモデルは、教育やヘルスケア、地方自治など多岐にわたって展開され、有機的に横のつながりを生むことで新たな共創事例を形成していく見込みです。
大学や医療機関との連携を強化
DICTの創設者である山本氏は、さまざまな大学で特任教授や客員教授を務めており、医療機関との連携にも力を入れています。メンバーの中からは大学の研究職や医療機関の顧問に採用される方も出てきており、地域と分野を超えた新たなシナジーを創出する機会が拡大しています。
DICTの次のステップに期待し、今後の活動を見守っていきたいと思います。各地域での活動がどのような創造性や新しい価値基準を生むのか、非常に楽しみです。
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