フィリピンで新しい挑戦の始まり
株式会社ONODERA USER RUN(OUR)が、フィリピン共和国マリキナ市で新たな教育拠点「OUR BLOOMING ACADEMY」を開校しました。このプロジェクトは、マリキナ市、マリキナ市立大学(PLMar)、茨城県境町との官民共同の取り組みとして、特定技能人材の育成を目指しています。
四者協力プロジェクトの開始
2024年10月21日、マリキナ市にて行われた締結式では、OURの代表取締役社長加藤 順氏、マリキナ市市長Maan Teodoro氏、PLMar学長Franklin E. Ayuson氏、そして境町町長橋本 正裕氏が出席し、基本合意書を交わしました。このプロジェクトにより、マリキナ市と境町は、教育分野でのさらなる連携を図ることとなります。
境町は、人口減少や高齢化といった課題を抱えており、一方でマリキナ市は多くの若者が教育や就業機会を求めています。このニーズが一致したことで、特定技能人材の育成が実現しました。OURは、PLMarから教室と事務所を無償で提供され、マリキナ市の若者に対して日本語教育や介護教育を行い、日本での就職支援を行います。
新たな教育機関「OUR BLOOMING ACADEMY」
OUR BLOOMING ACADEMYでは、2024年5月から約50名の学生を対象に専門教育と日本語教育を開始しました。開校式には多くの来賓が集まり、学生たちが真剣な眼差しで授業に参加する姿が印象的でした。特に、生徒代表による決意表明は、多くの出席者に感動を与えました。彼らは日本で働くという夢を胸に、一歩を踏み出しました。
この学院では、年間約1,000名を教育する計画があり、今後の規模拡大が期待されています。OURは、マリキナ市においても活動を拡充し続けることで、地域社会に貢献することを目指しています。
グローバルな展開を図るOUR
ONODERA USER RUNは、フィリピンに留まらず、アジア各国にも展開中で、ミャンマー、ラオス、インドネシア、インドなど5カ国で教育を行っています。さらに、ウズベキスタン、バングラデシュ、モンゴル国への進出も進めており、各国での教育環境の整備を進めています。持続可能な社会の実現に向けて、教育を通じた人材育成に注力する姿勢が求められています。
企業概要
株式会社ONODERA USER RUNは、人材教育と特定技能人材の日本国内への紹介を行っています。2025年の時点で累計教育人数は9,193名にのぼり、多くの合格者を輩出してきました。特に、OURの独自スキーム「OURストレートスルー」により、安定して働ける人材の紹介が行われています。法務省に認定された登録支援機関として、今後も多様な人材育成に貢献していくことでしょう。
また、ONODERA GROUPとして、フードサービスやヒューマンリソースなど、多様な事業を展開し続け、社会貢献に取り組んでいます。
この新しい取り組みが、両国の未来にどのような影響を与えるのか、今後の展開が楽しみです。