メガバンクと連携
2025-07-08 12:05:19

シード・プランニングが東北メディカル・メガバンク機構と連携し、研究支援の新たなステージへ

シード・プランニングと東北メディカル・メガバンク機構



株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区、CEO:梅田 佳夫)は、東北大学の東北メディカル・メガバンク機構(以下、ToMMo)から「統合データベースdbTMM利用支援事業者」として登録されました。この登録により、シード・プランニングは、研究者や事業者からの依頼に基づき、ToMMoが収集した試料や情報を活用した研究を支援することが可能になりました。

シード・プランニングの支援内容



事前調査と申請手続きの支援


シード・プランニングは、研究を開始する前の段階から支援を行います。具体的には、統合データベースdbTMMを利用して、研究の条件に適合する情報を検索・閲覧し、必要な試料の有無を確認するサポートを提供します。さらに、申請や契約に関する手続きも円滑に進めるよう支援します。

研究の進捗と会議運営の支援


研究が始まった後は、進捗管理や関連する会議の運営をサポートします。また、市場調査なども実施し、研究を行う方々が必要とする情報を提供します。これにより、よりスムーズな研究活動が可能となります。

東北メディカル・メガバンク(TMM)計画について



TMM計画の概要


東北メディカル・メガバンク計画は、個別化医療と個別化予防を実現することを目的とした大規模なバイオバンクプロジェクトです。約15万人の一般住民から、健康情報や生活習慣に関する情報を縦断的に収集しており、特に全ゲノム解析情報は世界的にも有数の規模を誇ります。収集された情報は、統合データベースdbTMMに格納され、疾患関連遺伝子の探索や創薬研究に活用されています。

収集される情報の種類


ToMMoでは、一般住民を対象にした追跡調査を通じて、以下のような多様な試料と情報を収集しています。これにより、多岐にわたる研究に対してアカデミアと民間企業が情報を利用することが可能です。
  • - ゲノム情報(SNP、WGSなど)
  • - 健康調査情報(生活習慣、既往歴など)
  • - オミクス情報(メタボロームなど)
  • - 画像情報(MRIなど)

創薬研究での活用例



疾患関連遺伝子の探索


TMM計画で集められたデータは、創薬研究においても重要です。例えば、慢性疾患における有効な分子ターゲットを見つけるために、15万人規模のデータを使い、全ゲノム解析と健康診断情報を統合して疾患リスク遺伝子を探索します。その結果、創薬ターゲット候補遺伝子の同定が可能になります。

製薬企業の研究展開


同定されたターゲットを使用して、製薬企業はヒット化合物の探索や最適化を進め、その後前臨床評価や試験設計にもTMMデータを活用します。

食品・化粧品研究のモデル例



個別化開発の支援


また、TMM計画は食品や化粧品の研究にも貢献しています。遺伝情報や生活習慣を活用することで、製品の効果検証やターゲット層の明確化を支援し、特定の体質や疾患リスクに合った商品の開発を促進します。

研究の利用方法



分譲と共同研究


TMM計画における試料や情報の利用方法は、「分譲」と「共同研究」の2つの形式に分かれています。分譲では特定の手続きを経て研究者に提供され、共同研究ではToMMoの研究者と利用者が共同でデータの収集や解析を行います。

お問い合わせ先



このように、シード・プランニングと東北メディカル・メガバンク機構の連携は、医療研究の新たな扉を開くことが期待されています。詳細な情報や問い合わせは、以下の連絡先までどうぞ。

  • - 担当 : 渡辺(株式会社シード・プランニング)
  • - E-mail : [email protected]



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会社情報

会社名
株式会社シード・プランニング
住所
東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル 4F
電話番号
03-3835-9211

トピックス(科学)

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