セキュリティエンジニアの単価上昇と市場動向
株式会社アイデンティティーが運営するITフリーランスエンジニア向けの求人サイト「テクフリ」は、2025年10月における人材市場の調査結果を発表しました。特に注目されるのはセキュリティエンジニアの単価が大幅に上昇していることです。以下に、その詳しい内容をまとめます。
調査概要
本調査は、テクフリのデータベースを基に、現在の人材市場の動向を把握することを目的としています。
- - 調査対象:テクフリに登録された全人材および、同社が保持する案件データ
- - 対象数:人材40,000名以上 / 案件30,000件以上
- - 調査期間:2008年8月8日〜2025年10月31日
市場の変化
新規人材数の動向
2025年10月における新規人材数は、前月と比べて20.4%の減少が報告されています。この数値は市場全体の縮小傾向を示唆していますが、同時に特定職種の需要が高まっていることも示しています。
職種別の人材割合
調査によると、「サーバーサイド」のエンジニアが41.6%を占めており、「フロントエンド」も14.2%健闘しています。この2つの職種が全体の半数以上を占めることは、今後の新たなトレンドを生む可能性があります。さらに、10月には「ITコンサルタント」と「Androidエンジニア」が新たにランクインしました。
単価の変動
特筆すべきは職種別の平均希望単価です。新規人材の中で、セキュリティエンジニアの単価が130万円で1位を獲得。その他にも、営業アシスタントやクライアントエンジニアが上位にランクインしています。このことからもセキュリティ関連のニーズが高まっていることが分かります。
まとめ
全体的にITフリーランス市場の厳しい状況が浮き彫りになっていますが、一方で特定の職種、特にセキュリティエンジニアの需要は増加しています。エンジニア採用に課題を持つ企業や人材市場の動向を知りたい方々にとって、このレポートは大変参考になるでしょう。
より詳細なデータや報告書は、下記リンクからダウンロード可能です。調査結果をもとに、今後のエンジニア採用やフリーランスの働き方を考える上で、是非ご活用ください。
株式会社アイデンティティーは、今後も「エンジニアファースト」の理念のもと、人材のキャリアを支援するサービスを拡充していく予定です。