サックスバーHD、初のバッグ回収サービスを開始へ
2025年1月15日から31日、株式会社サックスバーホールディングス(以下、サックスバーHD)は、関東エリアの30店舗において、不要な鞄や財布を店頭で回収する資源循環サービス「PASSTO」を導入することを発表しました。この取り組みは、バッグ業界において初めての試みであり、環境負荷を軽減し、循環型社会の構築に貢献することを目指しています。
このサービスは、株式会社ECOMMIT(本社:鹿児島県薩摩川内市)との協業により実現しました。ECOMMITは、不要品の回収と選別、再流通のサポートを行っており、今回の「PASSTO」を通じて、サックスバーHDのお客様に「捨てる」以外の選択肢を提示します。
サステナビリティへの取り組み
サックスバーHDは、リサイクル素材を使用したバッグの販売や廃プラスチックの削減に取り組んできました。この新しいサービスを通じて、使用されなくなったアイテムを正しく回収し、資源として再利用することで、さらなる環境負荷の削減を目指します。
「PASSTO」は“次の人に渡す、未来に渡す”というコンセプトのもと、地域における資源循環を促進する役割を果たします。また、回収品のリユース率は約98%であり、CO2排出量の削減にも大きく寄与しています。これにより、環境への配慮が求められる現代において真に必要な取り組みとして評価されています。
回収対象品目
回収されるアイテムには、各種バッグや財布が含まれ、具体的には以下の全14種類が対象です:
- - ハンドバッグ
- - トートバッグ
- - ショルダーバッグ
- - リュック
- - ボディバッグ
- - ウエストバッグ
- - ボストンバッグ
- - クラッチバッグ
- - ブリーフケース
- - サコッシュ
- - 折りたたみボストンバッグ
なお、以下のような状態の物は回収対象外となりますので、注意が必要です。
- - 過度の汚れやシミ
- - 破れや壊れているもの
- - 一度回収したものの返却はできない点
- - お持ち込み点数は最大3点まで
ECOMMITについて
株式会社ECOMMITは2008年に設立され、「捨てない社会をかなえる」ために、全国各地で循環センターを運営しています。不要な商品を適切に回収し、選別、再流通などの一連のプロセスを通じて、サステナビリティを推進しています。
自社開発のトレーサビリティシステムによる詳細なリユース・リサイクル率の算出やCO2排出量のレポーティングを行い、企業や自治体への包括的なサービス提供が強みです。
今後の展望
今後、サックスバーHDとECOMMITは、さらなるPASSTO導入店舗の拡大を目指し、環境負荷軽減の取り組みを強化していく予定です。この試みは、企業活動が地球環境にどのように寄与できるのかを示す重要なステップとなるでしょう。持続可能な社会の形成に貢献したいという両社の愿望が込められたこのサービスは、今後も注目されることでしょう。
参考リンク