デザインを通じて新たな価値を学び合う場「なごやデザインスクール」では、2025年8月26日(火)に、第2回目のセッションが行われます。会場は名古屋市中区に位置し、国際デザインセンター・デザインギャラリーで開催されます。この取り組みは、今年度から始まったもので、デザインがあらゆる分野で必要とされるスキルであることを学ぶことを目的としています。
デザインの複雑化を理解する
現代社会は多くの事象が複雑に絡み合う中で運営されています。その中で、デザインが単なる美的要素を超え、課題解決の手段として重要視されています。企業や商品、サービスがそれぞれの顧客にとっての特別な存在となるためには、どのようにデザインを取り入れることができるのか、具体的に学んでいきます。会場のデザインギャラリーで、ぜひ皆さんもこの機会に参加してみてください。
第2回のテーマ「ブランディングとは?」
次回のテーマは「ブランディングとは?」です。ここでのブランディングは、一般的に知られるロゴやプロモーションに留まらず、その企業や商品が顧客にとって「特別な存在」になるための戦略的な考え方を学ぶものです。 みんなが耳にするブランディングという言葉ですが、その本質はなかなか掘り下げられていません。しかし、顧客との信頼関係を築き、共感を育むことで企業の価値が高まることに気づくことが重要です。
ワークショップ形式での学び
このセッションでは、参加者が自らの会社や事業のコンテキストを見つめ直しながら、ブランディングの可能性について掘り下げます。また、次回のセッションでは「ミッション・ビジョン」の重要性や、新規事業の組み立て方との関連性についても解説します。事業成長にはこのブランディングの理解が欠かせません。
参加者の対象と申し込み
このスクールは、特に新事業や商品開発、マーケティングに関わるビジネスパーソンや、事業支援を行う行政職員、商工団体職員、さらにデザインに興味のある全ての方に適しています。参加は無料ですが、事前に申し込む必要がありますのでご注意ください。定員は40名で、先着順です。申し込みはPeatixから行えます。
講師陣
講師には、株式会社RWの代表取締役である稲波伸行氏と、大同大学の教授である岡田心氏が登壇します。稲波氏はデザインを通じて企業やサービスの価値を再構築するプロセスを追求し続け、岡田氏は多岐にわたるデザイン分野での経験を活かし、伝統産業や中小企業のデザイン開発に携わってきました。彼らの知識と経験を直接学べる貴重な機会です。
なごやデザインスクールの理念
なごやデザインスクールは、参加者同士がデザインを基に多様な視点からの考察や議論を行い、自らのスキルを高め合うことを目的としています。デザインリテラシーの向上を目指し、複雑化した現代においても価値を創り出せるような学びの場となっています。 スケジュールには次のようなテーマが組まれていますが、初めて参加する方でも容易に参加できる内容になっていますので、ぜひお気軽にお越しください。
2025年度開催スケジュール
- - vol.01(7/31):デザインにできることってなんだろう?デザイン思考を体験する
- - vol.02(8/26):ブランディングとは?
- - vol.03(9/22):ミッション・ビジョン
- - vol.04(10/27):新規事業の組み立て方
- - vol.05(11/25):デザイナーの生態学
- - vol.06(1月調整中):ヒアリングの極意
- - vol.07(2/24):デザイナーを事業に伴走させる価値
このように多彩なテーマで構成されたなごやデザインスクールに、皆さまの参加をお待ちしております。詳細は国際デザインセンターのウェブサイトをご覧ください。