世界コスプレサミット2025が大成功、247,200人が名古屋を訪問

世界コスプレサミット2025の成功

2025年8月1日から3日まで、愛知県名古屋市の中心部にあるオアシス21、Hisaya-odori Park、愛知芸術文化センターで開催された『世界コスプレサミット2025』。このイベントにはなんと247,200人が来場し、国内外のコスプレイヤーやファンで賑わいました。

大須商店街でのコスプレパレード

最終日には名古屋市中区の大須商店街で、『大須コスプレパレード』が行われ、約1,000人のコスプレイヤーが商店街を練り歩いたことで、観衆の心を奪いました。沿道には多くの観客が集まり、カラフルな衣装に歓声が上がりました。音楽を奏でるDJトラックも設置され、会場は熱気に包まれました。

2003年から続く伝統

『世界コスプレサミット』は、2003年の初開催以来、アニメ、漫画、ゲームなどの日本のポップカルチャーを通じた国際文化交流を促進する目的で毎年愛知県で開催されてきました。今回は第23回を迎え、過去最多の41か国・地域が参加。ワールドコスプレチャンピオンシップをはじめ、様々なプログラムが展開されました。

オープニングセレモニー

8月1日にはオアシス21にて名古屋芸術大学の学生たちによる生演奏とともに、レッドカーペットセレモニーが行われました。各国代表のコスプレイヤーやゲストが姿を見せ、大村秀章愛知県知事や広沢一郎名古屋市長もコスプレ姿で参加し、開幕を宣言しました。スローガン『Cosplay Everywhere!』が掲げられ、より一層の盛り上がりを見せました。

ワールドコスプレチャンピオンシップの発表

最終日には愛知芸術文化センターにて、各国代表による『ワールドコスプレチャンピオンシップ2025』の決勝戦が行われ、見応えのある衣装やパフォーマンスが披露されました。審査員には声優の古川登志夫氏や歌舞伎俳優・八代目尾上菊五郎氏が参加し、優勝者を決定しました。

まず、第1位にはアメリカ代表の「ウィーニードディスガィシス（We Need Disguises）」が選ばれ、『ファイアーエムブレムエンゲージ』のオルテンシアとアールクリストのコスチュームで圧巻のパフォーマンスを展開しました。

続いて第2位にはフランス代表の「ミル＆タリ（Milou & Thaly）」、第3位にはブラジル代表の「ケルフィー＆ルイテレス（Kellthy & Luis Telles）」がそれぞれの作品で受賞しました。

尾上菊五郎氏の登場

この大会には歌舞伎界の重鎮である尾上菊五郎氏と尾上菊之助氏が特別審査員として参加されるなど、伝統芸術と現代文化の融合する場にもなりました。

尾上菊五郎氏はスピーチの中で、コスプレと歌舞伎の共通点として「愛」を挙げた後、コスプレが平和の祭典であることを讃えました。

今後の展望

さらに、2026年と2027年の開催時期が発表され、来年は8月、2027年は11月に予定されています。この時期変更は、猛暑や国際参加者の受け入れの観点から決定されたもので、引き続き愛知県名古屋市を中心に多彩なプログラムが展開される予定です。

これからも『世界コスプレサミット』は国際交流の架け橋として、コスプレ文化の発展に寄与し続けていくことでしょう。