新潟北陸オンライン診療研究会について
2024年8月22日、新潟県の長岡技術科学大学にて、第1回新潟北陸オンライン診療研究会が開催され、多くの医療関係者が参加しました。この研究会は、オンライン診療を推進することを目的にしており、県内外から103名の関係者が一堂に会しました。会長を務めるのは、同大学の体育保健センター医療DX推進研究室の勝木将人准教授です。
研究会の内容
会場では、オンライン診療の制度や概要についてのプレゼンテーションが行われ、その後に活発な質疑応答が続きました。まず、勝木准教授がオンライン診療の基礎について詳しく説明。その中で、2022年から本格化した保険適用のオンライン診療を取り入れた新しい医療の形について紹介しました。
次に、大岡美穂保健師が登壇し、保健室とオンライン診療の連携について具体的な取り組みを発表しました。特に、燕三条すごろ脳脊髄クリニックと連携したオンライン保険診療の実施例を挙げ、医師と患者、看護師の連携の重要性について強調しました。
新潟県の福祉保健部長である中村洋心氏も発言し、県が抱えている医師不足の問題に触れました。新潟県は全国でも医師不足が深刻であり、行政と医療関係者が協力してオンライン診療を推進していることが報告されました。
また、ファストドクター株式会社の長野寛輝メンタル事業部長からは、メンタルヘルス関連のオンライン診療が増えていることや、その効果として多くの患者が早期に受診できるようになったことが紹介されました。これにより、参加者からは多くの質問が寄せられ、交流が促進されました。
研究会の意義
この研究会は、オンライン診療が医療の現場に与える影響について多角的に討議が行われ、今後の医療システムの変革について新たな視点を提供したイベントとなりました。参加者からは「非常に有意義な会だった」という声が多く寄せられ、今後のオンライン診療の普及が期待されます。
また、長岡技術科学大学の発表部分は以下のリンクよりご覧いただけます:
長岡技術科学大学発表映像
お問い合わせ
今後の研究活動に興味がある方は、長岡技術科学大学体育・保健センターの勝木准教授に直接お問い合わせいただけます。詳細情報は研究室のホームページでもご確認いただけます。
- - 日時: 2024年8月22日 (木) 13:00 - 15:10
- - 場所: 長岡技術科学大学 A講義室・オンライン併催
以上のように、新潟県におけるオンライン診療の取り組みが市民と医療関係者のより良い未来を築いていくための重要な一歩となったようです。