アバターロボットによる新たなインターンシップ
ANAホールディングス発のスタートアップ、avatarin株式会社は、学校法人佐野学園 神田外語学院と共同で、遠隔多言語案内業務を体験する実践型インターンシッププログラムを実施します。このプログラムでは、同学院の学生がアバターロボット「newme」を活用し、遠隔から空港利用者に対して多言語での案内を行います。
プログラムの目的
このインターンシップの目的は、学生たちがアバターロボットを操作することで、語学力のみならずビジネススキルを融合させ、新たなキャリアの可能性を開くことです。遠隔での業務遂行を通じて、単に技術を学ぶだけでなく、人手不足や働き方の多様性についても現実に触れることができる貴重な経験となります。
実施概要
プログラムは2025年8月25日から9月3日まで実施される予定です。アバターロボットは北海道の新千歳空港に設置され、参加学生たちは、東京にあるavatarinのオフィスから遠隔操作を行います。空港利用者へは日本語、英語、中国語で案内を行い、実際のビジネスシーンでの対応力を磨きます。参加するのは神田外語学院ビジネスコミュニケーション科の1年生2名です。
背景
avatarinは人手不足の解決および働き方の多様化を目指しており、2023年に国土交通省から採択された特定新技術補助金のもとでこのプロジェクトを進めています。若者にアバターロボットによる新たな働き方を体験させることで、テクノロジーの可能性を認識してもらい、彼らの未来のキャリアにもつながることを期待しています。
一方、神田外語学院では、「英語もビジネスも。」という理念の下、2025年度から再編されたビジネスコミュニケーション科の取り組みとしてこのインターンシップを位置付けています。両者の教育方針が一致したことで、この革新的なプログラムが実現できました。
今後の展望
avatarin株式会社と神田外語学院は、このプログラムを通じて、未来の社会を共創するための新たな取り組みを推進していきます。アバターロボットを活用することで、遠隔操作の働き方や多言語対応の必要性が増す中、学生たちがどのように成長していくのか、今後の展開に期待が寄せられています。