カツデン株式会社が開く未来への一歩
2024年10月11日、カツデン株式会社は島根県益田市において「西日本ファクトリーラボ披露式典」を盛大に開催しました。この式典には、社内外の関係者約200人が参加し、新たな生産拠点及び研究開発施設の完成を祝い、祝辞や会社のビジョンが語られました。
式典は、島根益田工場及びR&Dセンターの見学から始まり、注目の建築家・西澤俊理氏による記念講演が行われました。その後、代表取締役の坂田氏が挨拶を行い、会社のさらなる成長への意欲を示しました。
坂田氏は、島根県益田市への進出背景や工場増築の経緯を振り返りながら、カツデンが「発展途上」にいることを強調。益田工場の採用者数と定着率において、埼玉美里工場を上回っていることについても言及し、「人が集まる魅力的な企業づくり」に力を入れる姿勢を表明しました。
また、来賓として出席した丸山達也県知事、山本浩章市長をはじめとした関係者から祝辞を受けるなど、地元との強い結びつきを感じさせる式典となりました。
島根益田工場の拡張とその意義
島根益田工場は2024年5月に約17億円を投じて増築され、施設の規模は従来の約2.5倍に拡大しました。この拡張により、製造能力が大幅に向上し、カツデンの主力商品である階段製品の年間製造数は6,000件に達する見込みです。
この新体制では、日本国内でも有数のレーザー加工、溶接、塗装を一貫して行える工場として、顧客ニーズに迅速に応えられる体制を整えることができました。特に西日本地域への製品供給が円滑になることで、埼玉からの高い物流コスト問題が解消され、納期短縮やコスト削減が期待されます。
さらに、最新技術を駆使した設備が整えられており、より複雑で精密なデザインの実現が可能になることで、他社との差別化も図れる要因となります。
OEM事業への新たな取り組み
カツデンは、自社ブランドにとどまらず、OEM(相手先ブランドによる生産)事業にも力を入れる方針を打ち出しました。これにより、仲介企業が自社ブランドで販売を行う製品をカツデンが製造し、その技術力を生かした新たな製品ラインアップを広げる計画です。
すでに複数の家具メーカーや建築企業からの引き合いが増加していることから、今後の売上拡大も期待されます。この戦略は、カツデンが手掛ける階段や手すりの技術を他業種にも応用することで、成長を加速させる狙いがあります。
自然環境と社員の創造性
「美しく快適な空間づくり」をテーマにした西日本ファクトリーラボは、社員寮「SeaWind」や「KatzVilla」など豊かな自然環境に囲まれており、社員の創造性を育む場としても注目です。
今後もカツデン株式会社は、地域経済に貢献し続けるべく、新たな挑戦を続けてまいります。皆様の応援をお待ちしております。
この取り組みにご興味のある方は、カツデン株式会社のWEBサイトをご覧ください。