南相馬で平和コンサート
2022-01-14 17:02:17

被爆ピアノが伝える平和のメッセージ、南相馬でコンサート開催決定

被爆ピアノが届ける平和のメッセージ



2022年2月22日、福島県南相馬市にて、東京音楽大学の学生たちが主催する「被爆ピアノ平和コンサート」が開催されることが決定しました。このコンサートは、戦後77年を迎え、そして東日本大震災から11年という節目の日に行われるもので、音楽を通じて平和のメッセージを広めることを目的としています。

コンサートの背景


コンサートの開催に先立ち、昨年の8月に予定されていた「被爆ピアノコンサート」が新型コロナウイルスの影響で延期された経緯があります。多くの学生たちが準備に長い時間をかけ、心を込めて準備を進めてきた中での延期は非常につらい決断でした。しかし、その延期を逆に学びの機会に変え、原爆に関する知識を深める勉強会を毎月行うことで、より意義深いコンサートの実現を目指しています。

コンサートは、南相馬市鹿島生涯学習センターの「さくらホール」で18:30から開催予定で、定員は250名(席数の半分)です。入場は無料で、YouTubeでのライブ配信も行われ、全国の人々に平和の大切さを伝えます。

被爆ピアノとは


被爆ピアノとは、1945年の広島や長崎で原子爆弾の爆心地からわずか3km以内で被害を受けながらも奇跡的に焼け残ったピアノのことです。今回のコンサートで使用されるピアノは、広島在住の矢川光則氏によって管理されています。彼は被爆ピアノを全国へ届け、その存在を通じて平和のメッセージを発信し続けています。

コンサートのプログラム


コンサートは多彩なプログラムが用意されています。原爆詩の朗読から始まり、平和の歌やピアノ独奏、さらにはフィナーレの合唱まで、参加する学生たちがそれぞれ役割を持ち、織りなす音楽のハーモニーは、平和への願いを込めたものです。

プログラムの一部として、『群青』という合唱曲も演奏されます。この曲は、東日本大震災の経験を通じて絆を深めた人々の思いが込められており、南相馬での開催とも相まって深い意味を持つことでしょう。

未来へのメッセージ


このコンサートは単なる演奏会ではありません。戦争体験者の高齢化が進む中、若者が音楽を通じて戦争や原爆の記憶を伝え、平和の大切さを考える機会とすることが目的です。東京音楽大学の学生たちが中心となって立ち上げたこのプロジェクトには、音楽だけでなく、希望と未来への思いが込められています。

主催情報


このコンサートは、「被爆ピアノ平和希求コンサート」実行委員会が主催し、ライフウィズミュージックや一般社団法人昭和文化アーカイブスの協力を得て行われます。コンサートの詳細や最新情報は公式HPでご確認ください。

音楽が持つ力は、時代を超え、心を豊かにするものです。是非、2月22日は南相馬で音楽の力を感じ、平和について考える貴重な時間を過ごしませんか。

会社情報

会社名
有限会社ユージンプランニング
住所
東京都千代田区西神田2-4-1東方学会11号
電話番号
03-3239-1906

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