インパクト・キャピタル1号ファンド、追加クローズを実施
インパクト・キャピタル株式会社が運営する「インパクト・キャピタル1号投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」)が、最近新たに追加クローズを実施しました。今回の出資者として名乗りを上げたのは、大和証券グループです。これにより、当ファンドの規模は70億円に達しました。実際には、当ファンドは合計100億円を上限にした募集を行い、さらなる出資者の参加を促しています。
インパクト・キャピタル1号ファンドの概要
当ファンドは、2024年5月に設立されたもので、特に未上場企業へのインパクト投資に焦点を当てています。ファンドの掲げるミッションは「『人』のWell-beingを追い求めるインパクト投資」であり、これは多様性を重視し、価値観に基づいて選択可能な彩り豊かな社会の創出を目指しています。経済と社会の双方を考慮した持続可能な成長を支えるため、選定された投資先企業との関係を深めていく方針です。
投資家の多様性
これまでに、保険業界のプレイヤーである株式会社かんぽ生命保険や教育機関の学校法人立命館を含む、さまざまな投資家が参加しています。加えて、大和証券グループが新たな出資者として加わることで、その影響力とネットワークが一層強化されることが期待されます。大和証券グループは、サステナブルファイナンスに長年関与し、その実績をもとに当ファンドのインパクト測定やマネジメントの実践事例に貢献できると考えています。
インパクト測定・マネジメントの重要性
ファンド運営には、インパクト測定やマネジメント(IMM)の実施が不可欠です。これは、企業が持つ活動がどのように社会や環境に影響するかを検証するプロセスであり、ポジティブな影響を最大化しつつ、ネガティブな影響を減少させることを目指します。これにより、ファンドの効果的な運営が実現され、持続的な成長が見込まれます。
インパクトIPOの推進
インパクト・キャピタル1号ファンドの出資活動を通じて、日本国内における「インパクトIPO」の好事例を創出することにも力を注いでいます。インパクト企業が上場する際には、事業計画やKPI設定などを通じてポジティブ・フィードバック・ループを形成し、その過程を支援します。これによって、経済的な利益のみならず、社会的な貢献も実現することを目指します。
今後の取り組み
今後、インパクト・キャピタルは、豊富なIPOの実績を背景に、新たな投資機会を開拓し、持続可能な成長を目指します。大和証券グループとの連携によって、ファンドの成長に寄与する貴重な情報やアドバイスが得られることは、投資家や企業にとっても大きな利点です。これからの進展に大いに期待がかかります。
詳しくは
インパクト・キャピタル株式会社の公式サイトをご覧ください。