名古屋大学に誕生する「ComoNe」とは?
2025年に名古屋大学構内にオープン予定の共創施設「Common Nexus(通称:ComoNe)」が注目を集めています。このプロジェクトは株式会社ロフトワークが企画・運営を手掛け、国立大学法人東海国立大学機構と連携して進められています。ComoNeは、未来の価値を創造するための新たな拠点として、研究者や学生、企業、地域住民など、さまざまなステークホルダーが集まり、交流を深める場を提供します。
ComoNeの特徴
ComoNeの名称には「共有知(Common)」と「つながり(Nexus)」という二つの意味が込められています。ここでは異なる領域や世代の人々が出会い、新しい価値が生まれることを目指しています。具体的には、次の三つの特徴が挙げられます。
1.
プログラム:参加者は自分の「気になる!」を持ち寄れる多彩なプログラムにアクセスでき、アイデアを育てる機会が提供されます。合言葉は「交わる」「つくる」「伝える」です。
2.
ミュージアム:探究活動を一般に公開し、地域や世界に向けて成果を発信します。これにより多様な知恵が集まり、活動が広がります。
3.
コモンズ:異なるバックグラウンドを持つ人々が出会い、新たな発見やコラボレーションを楽しむことができる空間が整えられます。
ComoNe開館の背景
ComoNeは、名古屋大学の理念「Make New Standards for The Public」として、研究成果や教育資源を公共の財産として社会に開くことを目的に設計されました。開館後は、社会との接点を持ち続け、さまざまなイベントやプログラムを通じて多様な「未来の当たり前」を実現することが期待されています。
オープニングイベント「コモの市 #00」
2025年7月5日(土)には、ComoNeの開館を祝うオープニングイベント「コモの市 #00」が開催されます。このイベントでは、名古屋大学及び岐阜大学の学生や教職員、地域住民、さらには企業の人々が集まり、共創の魅力を体感し交流できる内容が用意されています。特に、ComoNeの全容を体験できる施設ツアーや、プログラム紹介セッション、トークセッションなど、多様な企画が盛り沢山です。
住民参加型の新しい拠点
ComoNeは、単なる施設に留まらず、地域住民や学生、企業が参加可能なオープンスペースとしての側面も大きいです。訪れる人々はただの利用者ではなく、さまざまな活動に参画することで、新しい知見や経験を得ることができるでしょう。常設型展示や会員専用ラウンジ、FAB SPACE、ROOTS BOOKSといった共創空間が設けられ、誰もが気軽に立ち寄りやすい環境が整えられています。
まとめ
ComoNeは、名古屋大学という学術拠点を活かしながら、様々な人々が持つ知恵やアイデアが交錯する場所となります。2025年の開館が待たれる中、ここで新たな出会いや共同作業が生まれることを期待しています。私たちは、この素晴らしい施設が未来を見据えた価値を創造する源となることを信じています。ComoNeは、まさに「ここが未来かもね」と感じさせる場所になることでしょう。