永田屋の挑戦
2020-05-28 21:31:13
100年企業・葬儀社が誇るデジタルシフトと新しい葬儀文化の形成
老舗葬儀社の新たな取り組み
神奈川県相模原市に本社を構える株式会社永田屋は、創業から100年を超える歴史を持つ老舗葬儀社です。顧客に寄り添ったろ温かい接客を大切にする一方で、昨今の新型コロナウイルスの影響を受け、業界も大きな変化を求められています。そんな環境の中、永田屋はデジタルシフトを積極的に進め、葬儀業界の新たな形を模索しています。
デジタル葬儀の導入
2023年3月、永田屋は国内の冠婚葬祭業界で初めて3Dホログラムスクリーンとプロジェクションマッピングを活用した新サービスを導入しました。このサービスは、故人の思い出を多彩に表現するもので、従来の葬儀形式では実現できなかった、立体的で感情的な空間を提供します。ここでは想い出の写真や動画を壁面に映し出し、参加者にとって思い出深い空間を演出します。この取り組みは「小さな家族葬ハウス®町田木曽」にて実施され、既に複数件の利用実績を上げています。
オンライン採用活動の実施
また、同社は今年3月より採用活動をオンラインで行うことにより、大幅な応募者数の増加を達成しました。従来の対面式の説明会や面接に代わり、ウェブセミナーを取り入れることで、国内外からの幅広い候補者と接点を持つことが可能に。参加者数が昨年の約2倍に達し、内定者数も増加しました。これにより、地理的な制約を超えた人材の確保が実現されています。
オンライン相談サービスの開始
さらに、コロナ禍において葬儀相談をオンラインで行う取り組みも行っています。これにより、お客さまは自宅にいながら安心して葬儀の相談や打ち合わせが可能です。従来の対面方式だと難しかった、お客様の不安を和らげるサポートも行うことで、安心感を提供しています。
シニア世代への配慮
永田屋はシニア世代を対象としたオンラインセミナーも実施。このセミナーでは「家族葬について」のテーマで、参加者が安心して葬儀を任せるための環境整備について詳しく説明しました。接続をサポートするスタッフを配置し、シニアに配慮した内容が好評を博しました。参加者からは、受講しやすさやスタッフのサポートに感謝する声が寄せられ、実際に新たな会員も生まれました。
代表者のメッセージ
代表取締役の田中大輔氏は、現在の葬祭業界が直面する課題に対し、デジタル技術を活用し、安心・安全なサービスを提供することが重要だと語ります。核家族化や高齢化社会の進行により、葬儀に対するニーズが多様化している現代、顧客の求めに応えるためには、柔軟な思考と革新が求められています。
今後も永田屋は、新しい技術を取り入れながら、地域社会に貢献し続け、これからの葬儀文化を一緒に築いていくことを目指しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社永田屋
- 住所
- 神奈川県相模原市緑区橋本8-1-1
- 電話番号
-
042-772-2554