感謝と称賛の文化を育む日本取引所グループの新サービス
株式会社コミュニティオが提供するデジタルサンクスカード「チームステッカー」が、株式会社日本取引所グループ(JPXグループ)によって導入され、注目を集めています。このサービスは、同社の全社員2,200名に向けて提供され、社内の感謝や称賛を形にする新しいコミュニケーションツールとして機能します。
JPXグループの挑戦
JPXグループは、東京証券取引所や大阪取引所等を傘下に持つ大手ホールディング会社であり、組織の運営や社会課題への対応を重視しています。2030年までに実現を目指す長期ビジョン「Target 2030」では、社会課題に対するソリューションを提供するグローバルな金融・情報プラットフォームへと進化しようとしています。このビジョンの実現のためには、柔軟なリソースの活用や、多様な人材の育成が不可欠とされています。
特に、チームワークや感謝の仕組みを強化するため、JPXグループは「讃え合う組織風土を醸成する」ことを掲げています。これに応じて、新たな施策としてチームステッカーを活用する決定がなされました。
チームステッカーの魅力
「チームステッカー」の主な特徴は、Microsoft Teams上で利用できる点です。このプラットフォームにより、社内の感謝や称賛を容易に伝えることができ、業務の合間にも自然にコミュニケーションを促進します。2024年の導入以降、利用者からのフィードバックによると、サービスの満足度はなんと80%以上。特に一斉配信機能やチャットでの通知が好評を得ており、快適に使える環境が評価されています。
同施策の背景
JPXグループの執行役員である山藤敦史氏は、「自分が子供のころから教わった感謝の大切さを、大人になっても忘れてはいけない。」と語り、チームステッカーの導入のきっかけを振り返ります。やがて業務の中で感謝を伝えることが恥ずかしいという気持ちを持っていた人々が多かったことも、利用者の満足度が高い理由の一つとされています。
一方で、フロンティア戦略部の三村優里香氏は、「JPXグループの業務を成り立たせるためにはチームワークが重要であり、感謝や称賛のコミュニケーションがより強い組織に寄与する。」と強調しています。
コミュニティオの役割
コミュニティオは、企業の組織力を高めるサービスを提供し、働き方改革を推進しています。同社の理念である「ワークとライフをワクワクに」のもと、社員がより充実した働き方をできるよう、さまざまなソリューションを展開。チームステッカーを通じて、社員同士の感謝のループを生み出し、職場環境を向上させることを目指しています。
このように、JPXグループとコミュニティオのコラボレーションは、今後の職場の文化や風土に変革をもたらす大きな一歩となるでしょう。これからの進展が非常に楽しみです。